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京都府

鐘の音(かねのおと)とはどんな妖怪か|姿と伝承

鐘の音  / カネノオト

そのほか 各地の伝説

京都府舞鶴市の話。火葬場のあたりにあった薬師堂。静かなとき地下から鐘が聞こえるという。

鐘の音の姿を描いた図

Demi~jawiki 「金剛院の鐘楼(京都府舞鶴市)」 2006年 / パブリックドメイン 出典

鐘の音とはどんな妖怪か

鐘の音は、地下から聞こえる音です。京都府舞鶴市の話です。

国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースは、浅井正男丹後舞鶴できいた昔話」(『郷土研究』郷土研究社、1933年)を典拠に、火葬場のあたりに、昔、薬師堂があったと記します。

埋まっているものがあります。

ここに小判が埋められていると伝えられている。静かなとき地下から薬師堂の鐘が聞こえると結ばれます。

この図鑑には橋姫(京都)も収めています。

鐘の音の漢字表記と読み方

読みは「かねのおと」です。

「薬師堂」は、薬師如来を祀る堂のことです。

「小判」は、江戸時代の金貨のことです。

「丹後」は、京都府の北部にあたる古い国名です。

この図鑑には橋姫(京都)も収めています。

鐘の音(かねのおと)

日文研データベースが示す呼称です。

薬師堂(やくしどう)

記録が示す堂です。薬師如来を祀る堂をいいます。

丹後(たんご)

報告の題が示す地名です。京都府の北部にあたる古い国名です。

鐘の音の姿と特徴

鐘の音の話は、記録に短くまとめられています。

その場所 … 火葬場のあたり。
昔あったもの … 薬師堂。
埋められていると伝えられるもの … 小判。
聞こえるとき … 静かなとき。
聞こえるもの … 地下から薬師堂の鐘。

姿のあるものは出てきません。

鐘の音の伝承記録

  1. 火葬場のあたり
  2. 埋まる小判
  3. 静かなとき
  4. 地下の鐘

火葬場のあたり

火葬場のあたりに、昔、薬師堂がありました。

あったのはです。

埋まる小判

ここに小判が埋められていると伝えられています。

眠るのは金貨です。

静かなとき

静かなときのことです。

聞こえるのは音のない時です。

地下の鐘

地下から薬師堂の鐘が聞こえるといいます。

鳴るのは土の下です。

鐘の音の伝承地域

公的データベースの地域欄は京都府、市郡名の欄は舞鶴市を示します。

報告の題は旧国名で丹後舞鶴できいた昔話と書かれています。

舞鶴市(まいづるし)

日文研データベースが示す伝承地域

地図で開く

舞鶴市の所在地:京都府舞鶴市

データベースの市郡名の欄が示します。

若狭湾に面した港町です。

鐘の音の正体と考えられているもの

鐘の音は、地下から聞こえる音です

姿を見せるものではありません。 語られているのは、昔そこに堂があったことと、静かなときに地下から鐘が鳴ることです。

埋まった鐘や堂の音を語る話は各地にあり、失われた場所の記憶として残ります。

この図鑑には橋姫(京都)も収めています。

鐘の音が登場する作品

鐘の音を単独で扱った本は見当たりません。読めるのは戦前の郷土研究誌に載った聞き書きです。

地下から鐘が聞こえる話は各地にあり、沈んだ寺や埋めた鐘の言い伝えと結びつきます。

鐘の音が登場する雑誌

郷土研究

郷土研究社が出した雑誌です。1933年の号に丹後舞鶴の昔話が載ります。

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鐘の音についてよくある質問

この鐘の音とは何ですか。

京都府舞鶴市の話で、静かなときに地下から聞こえるという薬師堂の鐘の音です。

なぜ地下から聞こえるのですか。

昔そこに薬師堂があったためだと記されています。

ほかに何が伝わっていますか。

ここに小判が埋められていると伝えられていると記されています。

どこで語られていますか。

京都府舞鶴市です。

鐘の音と併せて覚えたい言葉・用語

薬師堂(やくしどう)

薬師如来を祀る堂のことです。

小判(こばん)

江戸時代の金貨のことです。

丹後(たんご)

京都府の北部にあたる古い国名です。

鐘の音の参考資料

この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。

  1. 国際日本文化研究センター「鐘の音」