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高知県

山ミコ(やまみこ)とはどんな妖怪か|姿と伝承・登場する作品・伝承地域

山ミコ  / ヤマミコ

山の妖怪 各地の伝説

高知県長岡郡で、深山から連れて来られた大きな男。何でも食べ、二、三日で元の所へ返された。

山ミコの姿を描いた図

KimonBerlin 「大豊町の社(高知県長岡郡大豊町)」 2007年 / CC BY-SA 2.0 出典

山ミコとはどんな妖怪か

山ミコは、連れて来られて返された者です。高知県長岡郡の話です。

国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースは、伊藤龍平柳田山人論の原風景―「山人外伝資料」再見―」(『昔話伝説研究』昔話伝説研究会、2000年)を典拠に、『土州淵岳志』を引いて、深山から山ミコという者を高知に連れて来た。大きな男でたくましく、60歳くらいに見え、何でも食べた。2・3日で元の所へ返したと記します。

返したところで終わります。

二、三日いただけで、元の所へ返したのです。

この図鑑には山男(各地)も収めています。

山ミコの漢字表記と読み方

読みは「やまみこ」です。

「深山」は、人里から遠い山の奥です。

「土州」は土佐、いまの高知県のことです。

「山人」は、山に住むとされた人々を指す言い方です。

この図鑑には山男(各地)も収めています。

山ミコ(やまみこ)

日文研データベースが示す呼称。

土州淵岳志(どしゅうえんがくし)

記録が引いている土佐の地誌です。

山ミコの姿と特徴

山ミコの話は、記録に短く書かれています。

来たところ … 深山。
連れて来た先 … 高知。
体つき … 大きな男でたくましい。
見た目の年 … 六十歳くらい。
食べたもの … 何でも。
いた日数 … 二、三日。
そのあと … 元の所へ返した。

言葉を話したかどうかは書かれていません。

山ミコの伝承記録

  1. 深山から連れて来る
  2. 大きくたくましい
  3. 何でも食べる
  4. 元の所へ返す

深山から連れて来る

深山から山ミコという者を高知に連れて来ました。

動かしたのは人の側です。

大きくたくましい

大きな男でたくましく、60歳くらいに見えました。

見立ては六十歳くらいです。

何でも食べる

何でも食べました。

選り好みはしませんでした。

元の所へ返す

2・3日で元の所へ返しました。

返したのは深山へです。

山ミコの伝承地域

公的データベースの地域欄は高知県長岡郡、区町村名の欄は大豊町を示します。

記録は土州淵岳志を引いています。

大豊町(おおとよちょう)

日文研データベースが示す伝承地域

地図で開く

大豊町の所在地:高知県長岡郡大豊町

報告は昔話伝説研究会の昔話伝説研究によります。

四国山地の北にあたります。

山ミコの正体と考えられているもの

山ミコは、深山から連れて来られた者です

害をなしてはいません。 語られているのは、どんな体つきかと、どれだけいて、どうしたかです。

この話は柳田国男の山人をめぐる論の資料として引かれてきました。

この図鑑には山男(各地)も収めています。

山ミコが登場する作品

山ミコを単独で扱った本は見当たりません。読めるのは昔話伝説研究の雑誌です。

山に住む大きな人を里へ連れて来た話は各地にあり、柳田国男が山人の資料として集めました。

山ミコが登場する学会誌

昔話伝説研究

昔話伝説研究会が出した雑誌です。2000年の号に柳田山人論の原風景が載ります。

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山ミコについてよくある質問

山ミコとは何ですか。

高知県長岡郡で、深山から連れて来られたと語られる大きな男です。

どんな姿でしたか。

大きな男でたくましく、六十歳くらいに見えたと記録されています。

何を食べましたか。

何でも食べたといいます。

そのあとどうなりましたか。

二、三日で元の所へ返されました。

山ミコと併せて覚えたい言葉・用語

深山(みやま)

人里から遠い山の奥です。

土州(どしゅう)

土佐、いまの高知県のことです。

山人(やまびと)

山に住むとされた人々を指す言い方です。

山ミコの参考資料

この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。

  1. 国際日本文化研究センター「山ミコ」