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神奈川県

祐崇と瑞雲(ゆうすうとずいうん)とはどんな妖怪か|姿と伝承

祐崇と瑞雲  / ユウスウトズイウン

そのほか 各地の伝説

神奈川県鎌倉市の光明寺で、十夜念仏の初日に病んだ僧。瑞雲が降るのを見て自らの死を悟った。

祐崇と瑞雲の姿を描いた図

Urashimataro 「光明寺の大殿(神奈川県鎌倉市)」 2008年 / パブリックドメイン 出典

祐崇と瑞雲とはどんな妖怪か

祐崇と瑞雲は、死を告げた雲です。神奈川県鎌倉市の話です。

国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースは、山崎美成民間時令」(『続日本随筆大成別巻』吉川弘文館、1983年)を典拠に、話者を本朝高僧伝として、祐崇という僧は、東国を遍歴し、学問に励み、鎌倉の光明寺に住持して多くの者に経文を講じた。その彼が晩年、初冬に十夜念仏を唱えようとし、彼が一番初めに行おうとしたが、一日して少々病気となり、瑞雲がくだったのを見て自分の死を予感したので、威儀を正して念仏を唱えたところ臨終したというと記します。

支度をしてから終わっています。

瑞雲を見た祐崇は威儀を正して念仏を唱えたのです。

この図鑑には棺を持ち去った黒雲(北海道)も収めています。

祐崇と瑞雲の漢字表記と読み方

読みは「ゆうすうとずいうん」です。

データベースの呼称欄は「祐祟,瑞雲」と読点で分けて示します。

「瑞雲」は、めでたいしるしとされる雲のことです。

「住持」は、寺の長をつとめることです。

「威儀を正す」は、身なりと姿勢を整えることです。

この図鑑には棺を持ち去った黒雲(北海道)も収めています。

祐崇と瑞雲(ゆうすうとずいうん)

データベースの呼称欄は「祐祟,瑞雲」と分けて示します。

十夜念仏(じゅうやねんぶつ)

記録が示す、十日十夜にわたる念仏の行です。

祐崇と瑞雲の姿と特徴

祐崇と瑞雲の話は、記録に順を追って書かれています。

その人 … 祐崇という僧。
したこと(一) … 東国を遍歴した。
したこと(二) … 学問に励んだ。
したこと(三) … 鎌倉の光明寺に住持した。
したこと(四) … 多くの者に経文を講じた。
晩年のこと … 初冬に十夜念仏を唱えようとした。
その順 … 彼が一番初めに行おうとした。
一日して … 少々病気となった。
見たもの … 瑞雲がくだったの。
思ったこと … 自分の死を予感した。
したこと … 威儀を正して念仏を唱えた。
その結果 … 臨終した。

瑞雲の色は書かれていません。

祐崇と瑞雲の伝承記録

  1. 光明寺の住持
  2. 十夜念仏の初め
  3. 瑞雲がくだる
  4. 威儀を正して

光明寺の住持

祐崇という僧は、東国を遍歴し、学問に励み、鎌倉の光明寺に住持して多くの者に経文を講じました。

つとめたのは寺の長です。

十夜念仏の初め

その彼が晩年、初冬に十夜念仏を唱えようとし、彼が一番初めに行おうとしました。

始めたのは念仏です。

瑞雲がくだる

一日して少々病気となり、瑞雲がくだったのを見て自分の死を予感しました。

見えたのはです。

威儀を正して

ので、威儀を正して念仏を唱えたところ臨終したといいます。

整えたのは姿です。

祐崇と瑞雲の伝承地域

公的データベースの地域欄は神奈川県、市郡名の欄は鎌倉市を示します。

データベースの呼称欄は「祐祟」、要約の本文は「祐崇」と書いています。直さずそのまま並べておきます。

光明寺(こうみょうじ)

日文研データベースが示す伝承地域

地図で開く

光明寺の所在地:神奈川県鎌倉市

報告は吉川弘文館の続日本随筆大成によります。

データベースは話者に本朝高僧伝を挙げています。

祐崇と瑞雲の正体と考えられているもの

祐崇と瑞雲は、死を告げた雲です

恐ろしいものではありません。 語られているのは、何を見たかと、どう終えたかです。

十夜念仏を始めた当人が最初に終えるという運びが、高僧伝らしい書きぶりです。

この図鑑には棺を持ち去った黒雲(北海道)も収めています。

祐崇と瑞雲が登場する作品

祐崇と瑞雲を単独で扱った本は見当たりません。読めるのは随筆を集めた叢書です。

十夜念仏は浄土宗の寺で初冬に営まれる行で、光明寺のものがよく知られます。

祐崇と瑞雲が登場する随筆

続日本随筆大成別巻

吉川弘文館が1983年に出した叢書です。山崎美成の民間時令を収めます。

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祐崇と瑞雲についてよくある質問

祐崇とは誰ですか。

鎌倉の光明寺に住持したと記録される僧です。

瑞雲とは何ですか。

めでたいしるしとされる雲のことです。

何を悟ったのですか。

瑞雲がくだったのを見て、自分の死を予感しました。

どう終えたのですか。

威儀を正して念仏を唱えたところ臨終したといいます。

祐崇と瑞雲と併せて覚えたい言葉・用語

瑞雲(ずいうん)

めでたいしるしとされる雲のことです。

十夜念仏(じゅうやねんぶつ)

十日十夜にわたる念仏の行です。

住持(じゅうじ)

寺の長をつとめることです。

祐崇と瑞雲の参考資料

この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。

  1. 国際日本文化研究センター「祐祟,瑞雲」