神奈川県相模原市で、昭和三十年の朝に多くの人が見て新聞にも載った青白い光り物。

飛びだまとはどんな妖怪か
飛びだまはひとことで言えば、新聞に載った光り物です。神奈川県相模原市の話です。
国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースは、鈴木重光「飛びだまを見たはなし」(『ひでばち』通巻13号、1959年、1頁)を典拠に、昭和30年2月5日午前5時20分頃、長屋から外に出ると突然長屋の屋根の西の大樹の間越しに自動車のライトのような青白い光物が現れ相模湖の南へ飛んでいった。他にもこれを見た人がおり、新聞にも掲載されたと記します。
日付と時刻が分単位で書かれています。
昭和三十年二月五日午前五時二十分頃。 昔話ではなく、見た人がいる出来事として記録されています。
飛びだまの漢字表記と読み方
読みは「とびだま」です。
飛ぶ火の玉を指す言い方で、各地に似た呼び名があります。 この図鑑には飛び物(茨城)も収めています。
報告した鈴木重光は、相模の民俗を書き続けた人です。
この記録の変わったところは、新聞に載ったと書かれていることです。
飛びだま(とびだま)
日文研データベースが示す呼称。
光り物(ひかりもの)
空を飛ぶ光を指す一般の言い方です。
飛びだまの姿と特徴
飛びだまの姿は、記録に細かく書かれています。
日付 … 昭和三十年二月五日。
時刻 … 午前五時二十分頃。
見えた方角 … 長屋の屋根の西、大樹の間越し。
明るさ … 自動車のライトのような青白い光。
飛んだ先 … 相模湖の南。
ほかの目撃 … 他にも見た人がおり、新聞にも載った。
音がしたとは書かれていません。
飛びだまの伝承記録
早朝に外へ出る
昭和30年2月5日午前5時20分頃、長屋から外に出ました。
まだ暗い時刻です。
青白い光が現れる
突然、長屋の屋根の西の大樹の間越しに、自動車のライトのような青白い光物が現れました。
たとえが自動車のライトになっているのが、この時代らしいところです。
相模湖の南へ飛ぶ
光り物は、相模湖の南へ飛んでいきました。
他にもこれを見た人がおり、新聞にも掲載されました。
ひとりの見間違いでは、片づけられていません。
飛びだまの伝承地域
公的データベースの地域欄は神奈川県相模原市緑区を示します。
緑区は相模湖と津久井湖のある山あいにあたります。
飛びだまの正体と考えられているもの
飛びだまは、新聞にまで載った光り物です。
祟りという語は使われていません。 記されているのは、見えたということと、飛んだ先だけです。
それでも、日付と時刻が残りました。
この図鑑には飛び物(茨城)も収めています。
飛びだまが登場する作品
飛びだまを単独で扱った本は見当たりません。読めるのは郷土誌です。
空を飛ぶ光の記録は各地にあり、見た日付が書かれるものは多くありません。この図鑑には飛び物(茨城)も収めています。
飛びだまが登場する郷土誌
ひでばち
神奈川の郷土誌です。1959年の号に鈴木重光の報告が載ります。
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飛びだまについてよくある質問
飛びだまとは何ですか。
神奈川県相模原市で見られたとされる青白い光り物です。
いつのことですか。
昭和三十年二月五日午前五時二十分頃と記録されています。
どこへ飛びましたか。
相模湖の南へ飛んでいったとされます。
見た人は一人ですか。
他にも見た人がおり、新聞にも掲載されたと記されています。
飛びだまと併せて覚えたい言葉・用語
光り物(ひかりもの)
空を飛ぶ光を指す言い方です。
相模湖(さがみこ)
相模川をせき止めてできた神奈川県の湖です。
ひでばち(ひでばち)
神奈川の郷土誌の名です。
飛びだまの参考資料
この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。