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神奈川県

龍灯木(りゅうとうぼく)とはどんな妖怪か|姿と伝承

龍灯木  / リュウトウボク

器物と草木 各地の伝説

神奈川県横須賀市浦賀で、毎夜こずえに火が灯った大樹。海から龍が上って献じるのだと言われた。

龍灯木の姿を描いた図

Syced 「浦賀の町(神奈川県横須賀市浦賀)」 2024年 / CC0 出典

龍灯木とはどんな妖怪か

龍灯木は、毎夜火が灯ったという木です。神奈川県横須賀市浦賀町の話です。

国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースは、太刀川総司郎三浦三崎の「でつと」その他」(『民俗学』民俗学会、1933年)を典拠に、信誠寺に龍灯木跡という碑がある。昔、碑のあたりに一大樹があって、毎夜木の上に火が灯った。人々は、海から龍が上って献ずるのだと言いはやした。そのため龍灯樹と言うようになったと記します。

木はもうありません。

残っているのは龍灯木跡という碑です。

この図鑑には龍燈(各地)も収めています。

龍灯木の漢字表記と読み方

読みは「りゅうとうぼく」です。

「龍灯」は海から上って木に灯るとされる火のことです。

「言いはやす」は、言いふらすことです。

「浦賀」は横須賀市の港町です。

この図鑑には龍燈(各地)も収めています。

龍灯木(りゅうとうぼく)

日文研データベースが示す呼称。

龍灯樹(りゅうとうじゅ)

記録の本文が結びで使う書き方です。

龍灯木の姿と特徴

龍灯木の話は、記録に順を追って書かれています。

あるところ … 信誠寺。
残っているもの … 龍灯木跡という碑。
昔あったもの … 碑のあたりに一大樹。
毎夜起きたこと … 木の上に火が灯った。
人々の言ったこと … 海から龍が上って献ずるのだ。
その結果 … 龍灯樹と言うようになった。

火の色は書かれていません。

龍灯木の伝承記録

  1. 信誠寺の碑
  2. 一大樹があった
  3. 毎夜火が灯る
  4. 龍が献ずる

信誠寺の碑

信誠寺に龍灯木跡という碑があります。

残るのはです。

一大樹があった

昔、碑のあたりに一大樹がありました。

立っていたのは大きな木です。

毎夜火が灯る

毎夜木の上に火が灯りました。

灯るのはこずえです。

龍が献ずる

人々は、海から龍が上って献ずるのだと言いはやし、そのため龍灯樹と言うようになりました。

名は言い伝えから付きました。

龍灯木の伝承地域

公的データベースの地域欄は神奈川県横須賀市、区町村名の欄は浦賀町を示します。

記録は寺の名を信誠寺と書いています。

信誠寺(しんじょうじ)

日文研データベースが示す伝承地域

地図で開く

信誠寺の所在地:神奈川県横須賀市浦賀町

報告は民俗学会の民俗学によります。

論文名は三浦三崎の「でつと」その他です。

龍灯木の正体と考えられているもの

龍灯木は、毎夜火が灯ったという木です

祟ってはいません。 語られているのは、何が灯ったかと、人がそれをどう解いたかです。

海から上るという説明が、港町の言い方らしいところです。

この図鑑には龍燈(各地)も収めています。

龍灯木が登場する作品

龍灯木を単独で扱った本は見当たりません。読めるのは戦前の民俗学の雑誌です。

龍灯が木に灯る話は海辺の寺社に多く、龍灯松・龍灯杉などの名で残ります。

龍灯木が登場する学会誌

民俗学

民俗学会が出した雑誌です。1933年の号に三浦三崎の報告が載ります。

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龍灯木についてよくある質問

龍灯木とは何ですか。

神奈川県横須賀市浦賀で、毎夜火が灯ったと語られる大樹です。

いまもありますか。

信誠寺に龍灯木跡という碑があると記録されています。

火の元は何ですか。

海から龍が上って献ずるのだと言いはやされました。

龍灯とは何ですか。

海から上って木に灯るとされる火のことです。

龍灯木と併せて覚えたい言葉・用語

龍灯(りゅうとう)

海から上って木に灯るとされる火です。

浦賀(うらが)

神奈川県横須賀市の港町です。

(ひ)

出来事を記して立てる石です。

龍灯木の参考資料

この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。

  1. 国際日本文化研究センター「龍灯木」