神奈川県相模原市緑区で、化かされて山中を歩き回らされた女が、醒めかけたときに聞いた笑い声。

カラカラ笑う声とはどんな妖怪か
カラカラ笑う声は、醒めぎわに聞こえた声です。神奈川県相模原市緑区の話です。
国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースは、安西勝「城山町怪異説(3)」(『ひでばち』ひでばち民俗談話会、1960年)を典拠に、南多摩堺村に嫁いだ女性が小豆もぎに行ったが、夜になっても帰らないので谷ヶ原まで探しに行くと何物かに化かされて山中を歩きまわされていた。少し醒めかけた時にどこからかカラカラ笑う声が聞こえてそれがとても悔しかったと記します。
残ったのは悔しさです。
声が聞こえたのは少し醒めかけた時でした。
この図鑑には山彦(各地)も収めています。
カラカラ笑う声の漢字表記と読み方
読みは「からからわらうこえ」です。
データベースの呼称欄は「何ものか,カラカラ笑う声」と読点で分けて示します。
「小豆もぎ」は、あずきのさやを摘む仕事です。
「化かされる」は、まどわされることです。
この図鑑には山彦(各地)も収めています。
カラカラ笑う声(からからわらうこえ)
データベースの呼称欄は「何ものか,カラカラ笑う声」と並べて示します。
谷ヶ原(やがはら)
記録が示す、探しに行った先の地名です。
カラカラ笑う声の姿と特徴
カラカラ笑う声の話は、記録に順を追って書かれています。
その人 … 南多摩堺村に嫁いだ女性。
行った用 … 小豆もぎ。
起きたこと … 夜になっても帰らない。
探しに行った先 … 谷ヶ原。
見つかったようす … 何物かに化かされて山中を歩きまわされていた。
そのとき … 少し醒めかけた時。
聞こえたもの … どこからかカラカラ笑う声。
その受け止め … とても悔しかった。
笑った者の姿は書かれていません。
カラカラ笑う声の伝承記録
小豆もぎに行く
南多摩堺村に嫁いだ女性が小豆もぎに行きました。
出かけたのは畑仕事にです。
夜になっても帰らない
しかし夜になっても帰りませんでした。
過ぎたのは時です。
山中を歩き回る
谷ヶ原まで探しに行くと何物かに化かされて山中を歩きまわされていました。
歩かされたのは山の中です。
醒めぎわの笑い
少し醒めかけた時にどこからかカラカラ笑う声が聞こえてそれがとても悔しかったといいます。
残ったのは悔しさです。
カラカラ笑う声の伝承地域
公的データベースの地域欄は神奈川県、市郡名の欄は相模原市、区町村名の欄は緑区を示します。
論文名の城山町は、いまの相模原市緑区にあたる旧町名です。
カラカラ笑う声の正体と考えられているもの
カラカラ笑う声は、醒めぎわに聞こえた声です。
姿は出てきません。 語られているのは、どこを歩かされたかと、何が聞こえたかです。
怖さでなく悔しさで語り終えるところが、この話の後味です。
この図鑑には山彦(各地)も収めています。
カラカラ笑う声が登場する作品
カラカラ笑う声を単独で扱った本は見当たりません。読めるのは地元の民俗談話会の雑誌です。
化かされて山を歩き回る話は各地にあり、狐や狸の仕業として語られることが多くあります。
カラカラ笑う声が登場する郷土誌
ひでばち
ひでばち民俗談話会が出した雑誌です。1960年の号に城山町怪異説が載ります。
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カラカラ笑う声についてよくある質問
カラカラ笑う声とは何ですか。
神奈川県相模原市緑区で、化かされた女性が聞いたという笑い声です。
その人はどうなったのですか。
何物かに化かされて山中を歩きまわされていました。
いつ声が聞こえたのですか。
少し醒めかけた時です。
どう感じたのですか。
それがとても悔しかったといいます。
カラカラ笑う声と併せて覚えたい言葉・用語
小豆もぎ(あずきもぎ)
あずきのさやを摘む仕事です。
城山町(しろやままち)
いまの相模原市緑区にあたる旧町名です。
谷ヶ原(やがはら)
相模原市緑区の地名です。
カラカラ笑う声の参考資料
この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。