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香川県

オショボの子(おしょぼのこ)とはどんな妖怪か|姿と伝承

オショボの子  / オショボノコ

そのほか 各地の伝説

香川県丸亀市で、墓のそばの屋敷に出て、夜の便所を覗いたという子。

オショボの子の姿を描いた図

663highland 「中津万象園の邀月橋(香川県丸亀市中津町)」 2010年 / CC BY 2.5 出典

オショボの子とはどんな妖怪か

オショボの子はひとことで言えば、我が子と間違えた影です。香川県丸亀市の話です。

国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースは、水野一典綾歌郡飯山町下法軍寺の聞書」(『四国民俗』通巻11号、1983年、34頁)を典拠に、墓のそばにオショボの子がよく出る屋敷があった。そこの嫁さんが夜便所に行くと、オショボの子が覗いた。我が子かと思って子の名を呼んで外に出たが、姿は見えなかったというと記します。

名を呼んでいます。

怖がったのではありません。 我が子だと思って、名を呼んで外に出ています。

オショボの子の漢字表記と読み方

読みは「おしょぼのこ」です。

下法軍寺は、旧綾歌郡飯山町にあった地区で、今の丸亀市にあたります。

出る場所は、墓のそばの屋敷と記されます。

この図鑑には子泣き塚(茨城)も収めています。どちらも子の声や姿が出ます。

オショボの子(おしょぼのこ)

日文研データベースが示す呼称。

オショボ(おしょぼ)

記録の中で使われている呼び名の元です。

オショボの子の姿と特徴

オショボの子の姿は、記録に短く書かれています。

出る場所 … 墓のそばの屋敷。
出る頻度 … よく出る。
見た人 … その屋敷の嫁さん。
そのとき … 夜、便所に行ったとき。
したこと … 覗いた。
嫁さんの受け取り方 … 我が子かと思った。

名を呼んで外に出ましたが、姿は見えませんでした。

オショボの子の伝承記録

  1. 墓のそばの屋敷
  2. 便所を覗く
  3. 名を呼ぶが姿はない

墓のそばの屋敷

墓のそばに、オショボの子がよく出る屋敷がありました。

一度きりではありません。 よく出ると書かれています。

便所を覗く

そこの嫁さんが夜便所に行くと、オショボの子が覗きました。

声も、手も出しません。

覗いただけです。

名を呼ぶが姿はない

我が子かと思って子の名を呼んで外に出ましたが、姿は見えませんでした。

逃げたとは書かれていません。

もういなかった、とだけあります。

オショボの子の伝承地域

公的データベースの地域欄は香川県丸亀市を示します。

下法軍寺は飯野山のふもとにあたる地区です。

下法軍寺(しもほうぐんじ)

日文研データベースが示す伝承地域

地図で開く

下法軍寺の所在地:香川県丸亀市飯山町下法軍寺

報告は四国民俗学会の四国民俗によります。

旧綾歌郡飯山町での聞き取りです。

オショボの子の正体と考えられているもの

オショボの子は、取り違えられた姿です

祟りという語は使われていません。 記されているのは、覗いたことと、見えなかったことだけです。

それでも、名前が付いています

この図鑑には子泣き塚(茨城)も収めています。

オショボの子が登場する作品

オショボの子を単独で扱った本は見当たりません。読めるのは学会誌です。

夜の便所に出るものの話は各地にあり、覗くという形をとることがあります。この図鑑には子泣き塚(茨城)も収めています。

オショボの子が登場する学会誌

四国民俗

四国民俗学会の学会誌です。1983年の号に水野一典の聞書が載ります。

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オショボの子についてよくある質問

オショボの子とは何ですか。

香川県丸亀市で、墓のそばの屋敷によく出たとされる子です。

いつ出ますか。

夜、便所に行ったときと記録されています。

何をしますか。

覗いたとされます。

その後どうなりましたか。

名を呼んで外に出ましたが、姿は見えなかったとされます。

オショボの子と併せて覚えたい言葉・用語

飯山町(はんざんちょう)

香川県の旧町名。今の丸亀市にあたります。

飯野山(いいのやま)

讃岐富士とも呼ばれる香川県の山です。

聞書(ききがき)

土地の人から聞いた話を書きとめたものです。

オショボの子の参考資料

この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。

  1. 国際日本文化研究センター「オショボの子」