香川県三木町の話。落ちた雷が赤面の童子に変わり、神童に敗れて雷難を絶つと言い残した。
雷塚とはどんな妖怪か
雷塚は、雷が童子になった跡です。香川県木田郡三木町の話です。
国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースは、草薙武吉「讃岐の塚伝説」(『旅と伝説』三元社、1936年)を典拠に、昔、現在雷八幡宮がある付近に雷が落ちた。その雷は赤面の童子に変わり、どこからともなく現れた神童と激しい問答が行われたと記します。
問答に決着がつきました。
雷の権化の赤面の童子は神童に敗れ、「この村に雷難あるべからず」と言って死んだと続き、神童は白雲に乗って昇天したというと結ばれます。
この図鑑には軍隊狸(香川)も収めています。
雷塚の漢字表記と読み方
読みは「かみなりづか」です。
「赤面」は、赤い顔のことです。
「権化」は、神仏が姿を変えて現れることです。
「昇天」は、天に昇ることです。
この図鑑には軍隊狸(香川)も収めています。
雷塚(かみなりづか)
データベースの呼称欄は「雷塚,赤面の童子,神童」と示します。
権化(ごんげ)
記録が示す語です。神仏が姿を変えて現れることをいいます。
雷難(らいなん)
記録が示す語です。雷による災いをいいます。
雷塚の姿と特徴
雷塚の話は、記録に順を追って書かれています。
その場所 … 現在雷八幡宮がある付近。
起きたこと … 雷が落ちた。
変わった姿 … 赤面の童子。
現れたもの … どこからともなく現れた神童。
行われたこと … 激しい問答。
その結果 … 赤面の童子は神童に敗れた。
言い残したこと … この村に雷難あるべからず。
そのあと … 童子は死に、神童は白雲に乗って昇天した。
雷塚の伝承記録
雷が落ちる
現在雷八幡宮がある付近に雷が落ちました。
落ちたのは村のなかです。
赤面の童子
その雷は赤面の童子に変わりました。
なったのは赤い顔の子です。
神童が現れる
どこからともなく神童が現れました。
向かったのはもう一人の子です。
激しい問答
激しい問答が行われました。
戦ったのは言葉でです。
雷難あるべからず
赤面の童子は敗れ、「この村に雷難あるべからず」と言って死にました。
残したのは約束です。
白雲に乗る
神童は白雲に乗って昇天したといいます。
去ったのは空へです。
雷塚の伝承地域
公的データベースの地域欄は香川県、市郡名の欄は木田郡、区町村名の欄は三木町を示します。
報告の題は讃岐の塚伝説で、香川県の塚にまつわる話を集めたものです。
雷塚の正体と考えられているもの
雷塚は、雷が童子になった跡です。
恐ろしいものの話で終わりません。 語られているのは、問答に敗れたことと、この村に雷難を起こさないと言い残したことです。
雷が人の姿になって約束を残す話は各地にあり、雷の子(山形)もその一つです。
この図鑑には軍隊狸(香川)も収めています。
雷塚が登場する作品
雷塚を単独で扱った本は見当たりません。読めるのは戦前の雑誌に載った塚の伝説です。
雷が約束を残す話は全国にあり、その村には雷が落ちないと語り継がれます。
雷塚が登場する雑誌
旅と伝説
三元社が出した雑誌です。1936年の号に讃岐の塚伝説が載ります。
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雷塚についてよくある質問
雷塚とは何ですか。
香川県三木町に伝わる、落ちた雷が童子になったという塚の話です。
誰と戦ったのですか。
どこからともなく現れた神童と、激しい問答を行ったと記されています。
何を言い残したのですか。
「この村に雷難あるべからず」と言って死んだといいます。
神童はどうなりましたか。
白雲に乗って昇天したといいます。
雷塚と併せて覚えたい言葉・用語
権化(ごんげ)
神仏が姿を変えて現れることです。
雷難(らいなん)
雷による災いのことです。
三木町(みきちょう)
香川県木田郡にある町です。
雷塚の参考資料
この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。