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広島県

雪の足跡(ゆきのあしあと)とはどんな妖怪か|姿と伝承

雪の足跡  / ユキノアシアト

そのほか 各地の伝説

広島県廿日市市の宮島で、回廊の屋根や舞台に残る足跡。人の足の三つ分、歩幅は一丈という。

雪の足跡の姿を描いた図

そらみみ 「厳島神社の東廻廊(広島県廿日市市宮島町)」 2017年 / CC BY-SA 4.0 出典

雪の足跡とはどんな妖怪か

雪の足跡は、大男が残した跡です。広島県廿日市市宮島町の話です。

国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースは、小川美由紀宮島の伝説考―七不思議を中心に―」(『伝承文学研究』伝承文学研究会、1981年)を典拠に、『道芝記』を引いて、我慢放逸の者は、御山や社頭のほとりで大男にでくわす。雪の朝など回廊の屋根舞台の上に足跡をつける。人の足の3つ分おおおきさで、1丈もの歩幅があると記します。

大きさが測られています。

足は人の三つ分、歩幅は一丈、およそ三メートルです。

この図鑑にはダイダラボッチ(茨城)も収めています。

雪の足跡の漢字表記と読み方

読みは「ゆきのあしあと」です。

「我慢放逸」は、おごって勝手にふるまうことです。

「社頭」は社の前のあたりです。

「一丈」はおよそ三メートルです。

「御山」は宮島の弥山を指します。

雪の足跡(ゆきのあしあと)

日文研データベースが示す呼称。

宮島の七不思議(みやじまのななふしぎ)

論文名が示す、この話を含むまとまりです。

雪の足跡の姿と特徴

雪の足跡の話は、記録に短く書かれています。

でくわす人 … 我慢放逸の者。
でくわす場所 … 御山や社頭のほとり。
でくわすもの … 大男。
跡がつく朝 … 雪の朝など。
跡がつく場所 … 回廊の屋根、舞台の上。
足の大きさ … 人の足の三つ分。
歩幅 … 一丈。

大男の顔は書かれていません。

雪の足跡の伝承記録

  1. 我慢放逸の者
  2. 雪の朝の跡
  3. 足は三つ分

我慢放逸の者

我慢放逸の者は、御山や社頭のほとりで大男にでくわします。

会うのはおごった者です。

雪の朝の跡

雪の朝など回廊の屋根舞台の上に足跡をつけます。

残るのは屋根の上です。

足は三つ分

人の足の3つ分おおおきさで、1丈もの歩幅があります。

測ると三メートルの歩幅です。

雪の足跡の伝承地域

公的データベースの地域欄は広島県廿日市市、区町村名の欄は宮島町を示します。

論文名は宮島の伝説考―七不思議を中心に―です。

宮島(みやじま)

日文研データベースが示す伝承地域

地図で開く

宮島の所在地:広島県廿日市市宮島町

報告は伝承文学研究会の伝承文学研究によります。

記録は『道芝記』を引いています。

雪の足跡の正体と考えられているもの

雪の足跡は、大男が残したとされる跡です

襲ってはいません。 語られているのは、誰が会うかと、跡がどれほど大きいかです。

会うのが我慢放逸の者に限られるところが、戒めとして語られる形です。

雪の足跡が登場する作品

雪の足跡を単独で扱った本は見当たりません。読めるのは伝承文学の学会誌です。

大男の足跡が残る話は各地にあり、ダイダラボッチの名でも語られます。

雪の足跡が登場する学会誌

伝承文学研究

伝承文学研究会が出した雑誌です。1981年の号に宮島の伝説考が載ります。

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雪の足跡についてよくある質問

雪の足跡とは何ですか。

広島県廿日市市の宮島で、回廊の屋根や舞台に残るとされた足跡です。

誰の足跡ですか。

御山や社頭のほとりに出るという大男のものといいます。

どれくらいの大きさですか。

人の足の三つ分で、歩幅は一丈と記録されています。

誰が出会うのですか。

我慢放逸の者といいます。

雪の足跡と併せて覚えたい言葉・用語

我慢放逸(がまんほういつ)

おごって勝手にふるまうことです。

社頭(しゃとう)

社の前のあたりです。

一丈(いちじょう)

およそ三メートルです。

雪の足跡の参考資料

この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。

  1. 国際日本文化研究センター「雪の足跡」