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オシンメイサマとはどんな妖怪か|姿と伝承・登場する作品・伝承地域

オシンメイサマ  / オシンメイサマ

神になった妖怪 各地の伝説

福島県喜多方市塩川町で、子どもに憑いて座ったまま跳ねさせるという神。

オシンメイサマの姿を描いた図

contri 「喜多方蔵の里の土蔵と水路(福島県喜多方市押切東)」 2007年 / CC BY-SA 2.0 出典

オシンメイサマとはどんな妖怪か

オシンメイサマはひとことで言えば、子どもに憑く神です。福島県喜多方市塩川町の話です。

国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースは、佐治靖オシンメイサマの共同祭祀と憑霊信仰」(『日本民俗学』通巻176号、1988年、12頁)を典拠に、旧暦11月15日にオシンメイサマを遊ばせるといって小学生位の子供を呼び集める。タユサマに頼んで祝詞をあげてもらうと集まった子供の一人にオシンメイサマが憑依して座ったままで部屋中をピョンピョン跳ねると記します。

遊ばせる、という言い方をします。

祓うのでも、鎮めるのでもありません。 年に一度、遊ばせるために集まります。

オシンメイサマの漢字表記と読み方

読みは「おしんめいさま」です。

オシンメイサマは、東北の一部でオシラサマと同じたぐいの神を指す呼び名です。

タユは太夫に通じ、神事を行う役の人をいいます。

この図鑑にはオシラボトケ(岩手)も収めています。どちらも東北の家の神です。

オシンメイサマ(おしんめいさま)

日文研データベースが示す呼称。

タユサマ(たゆさま)

祝詞をあげる役の人の呼び名です。

オシンメイサマの姿と特徴

オシンメイサマに姿はありません。記録にあるのは、行いと、憑いたときの様子です。

… 旧暦十一月十五日。
言い方 … オシンメイサマを遊ばせる。
集める人 … 小学生位の子供。
頼む人 … タユサマ。
すること … 祝詞をあげてもらう。
起きること … 集まった子供の一人に憑依する。

その子は座ったままで、部屋中をピョンピョン跳ねます。

オシンメイサマの伝承記録

  1. 子どもを呼び集める
  2. 祝詞をあげてもらう
  3. 座ったまま跳ねる

子どもを呼び集める

旧暦11月15日に、オシンメイサマを遊ばせるといって小学生位の子供を呼び集めます。

大人ではなく、子どもです。

祝詞をあげてもらう

タユサマに頼んで、祝詞をあげてもらいます。

役の人がいます。

手順を踏んで、招いています。

座ったまま跳ねる

すると、集まった子供の一人にオシンメイサマが憑依します。

座ったままで、部屋中をピョンピョン跳ねます。

立ち上がりません。 座ったままです。

オシンメイサマの伝承地域

公的データベースの地域欄は福島県喜多方市を示します。

塩川町は会津盆地の北、日橋川ぞいにあたります。

塩川町(しおかわまち)

日文研データベースが示す伝承地域

地図で開く

塩川町の所在地:福島県喜多方市塩川町

報告は日本民俗学会の日本民俗学によります。

会津の盆地にあたります。

オシンメイサマの正体と考えられているもの

オシンメイサマは、招かれて憑く神です

祟りという語は使われていません。 記されているのは、遊ばせることと、跳ねることだけです。

それでも、日と役が決まっています。

この図鑑にはオシラボトケ(岩手)も収めています。

オシンメイサマが登場する作品

オシンメイサマを単独で扱った本は見当たりません。読めるのは学会誌です。

神を子どもに憑かせる行事は各地にあり、年に一度行われます。この図鑑にはオシラボトケ(岩手)も収めています。

オシンメイサマが登場する学会誌

日本民俗学

日本民俗学会の学会誌です。1988年の号に佐治靖の論考が載ります。

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オシンメイサマについてよくある質問

オシンメイサマとは何ですか。

福島県喜多方市塩川町で祀られている、子どもに憑くとされた神です。

いつ行いますか。

旧暦十一月十五日と記録されています。

誰が祝詞をあげますか。

タユサマに頼むとされます。

憑くとどうなりますか。

座ったままで部屋中をピョンピョン跳ねるとされます。

オシンメイサマと併せて覚えたい言葉・用語

タユサマ(たゆさま)

太夫に通じ、神事を行う役の人をいいます。

憑依(ひょうい)

神や霊が人に乗り移ることです。

塩川町(しおかわまち)

福島県喜多方市の地区名。会津盆地にあります。

オシンメイサマの参考資料

この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。

  1. 国際日本文化研究センター「オシンメイサマ」