福岡県添田町の英彦山にある蟇の形の岩。1日に米1粒ずつ上り、頂上に着くと英彦山は海原になるという。

Koda6029 「英彦山神宮の奉幣殿(福岡県田川郡添田町)」 2019年 / CC BY-SA 4.0 出典
わくど岩とはどんな妖怪か
わくど岩は、日に米一粒ずつ上る岩です。福岡県田川郡添田町の話です。
国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースは、市場直次郎「瓜生島陥没伝説補遺」(『旅と伝説』三元社、1930年)を典拠に、英彦山の中腹にある「たかす原」という平地には蟇(ひきがえる)の形に似た岩があり、わくど岩と呼ばれている。この岩は1日に米1粒ずつの距離を上に上っていき、頂上にたどり着いたとき、英彦山は海原になるという伝説があると記します。
動きは目に見えません。
進むのは一日に米1粒ずつの距離です。
この図鑑には大蝦蟇(山口)も収めています。
わくど岩の漢字表記と読み方
読みは「わくどいわ」です。
「わくど」は九州でひきがえるを指す言い方です。
記録は「蟇」に括弧で「ひきがえる」と読みを添えています。
「海原」は、広々とした海のことです。
この図鑑には大蝦蟇(山口)も収めています。
わくど岩(わくどいわ)
日文研データベースが示す呼称。
蟇(ひきがえる)
記録が括弧で読みを添えています。
わくど岩の姿と特徴
わくど岩の話は、記録に短く書かれています。
その山 … 英彦山。
その場所 … 中腹にある「たかす原」という平地。
その形 … 蟇(ひきがえる)の形に似ている。
その呼び名 … わくど岩。
その動き … 1日に米1粒ずつの距離を上に上っていく。
着く先 … 頂上。
そのとき起きること … 英彦山は海原になる。
岩の大きさは書かれていません。
わくど岩の伝承記録
たかす原の岩
英彦山の中腹にある「たかす原」という平地には蟇(ひきがえる)の形に似た岩があります。
あるのは中腹の平地です。
米1粒ずつ上る
この岩は1日に米1粒ずつの距離を上に上っていきます。
進むのは米1粒ずつです。
頂上に着くとき
頂上にたどり着いたとき、英彦山は海原になるという伝説があります。
待っているのは海原です。
わくど岩の伝承地域
公的データベースの地域欄は福岡県、市郡名の欄は田川郡、区町村名の欄は添田町を示します。
論文名は瓜生島陥没伝説補遺で、陸が沈む言い伝えを集めた報告の一部です。
わくど岩の正体と考えられているもの
わくど岩は、日に米一粒ずつ上る岩です。
動くところを見た人は書かれていません。 語られているのは、どれだけ進むかと、着いたら何が起きるかです。
沈む陸をめぐる報告に添えられていることが、山が海になるという結びの由来をうかがわせます。
この図鑑には大蝦蟇(山口)も収めています。
わくど岩が登場する作品
わくど岩を単独で扱った本は見当たりません。読めるのは戦前の伝説雑誌です。
動く岩の言い伝えは各地にあり、動きが終わる日に土地が沈むと語られることがあります。
わくど岩が登場する雑誌
旅と伝説
三元社が出した伝説の雑誌です。1930年の号に瓜生島陥没伝説補遺が載ります。
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わくど岩についてよくある質問
わくど岩とは何ですか。
福岡県添田町の英彦山にある、蟇の形に似た岩です。
どこにありますか。
英彦山の中腹にある「たかす原」という平地です。
どのくらい動きますか。
1日に米1粒ずつの距離を上に上っていくといいます。
頂上に着くとどうなりますか。
英彦山は海原になるという伝説があります。
わくど岩と併せて覚えたい言葉・用語
わくど(わくど)
九州でひきがえるを指す言い方です。
英彦山(ひこさん)
福岡県と大分県にまたがる山です。
添田町(そえだまち)
福岡県田川郡の町です。
わくど岩の参考資料
この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。