愛媛県松山市で、船のまわりに船がいないのに突然見え始める火。夜が明ければ直るという。

melvil 「睦月島の港(愛媛県松山市)」 2018年 / CC BY-SA 4.0 出典
幽霊の火とはどんな妖怪か
幽霊の火の漢字表記と読み方
読みは「ゆうれいのひ」です。
「トモ」は船の後ろのことです。
「二挺槽」は櫓を二丁立てた船のことです。
「忽那諸島」は松山市の沖に浮かぶ島々です。
この図鑑には船幽霊(各地)も収めています。
幽霊の火(ゆうれいのひ)
日文研データベースが示す呼称。
トモ(とも)
記録が示す、船の後ろのことです。
幽霊の火の姿と特徴
幽霊の火の話は、記録に短く書かれています。
していたこと … 船の修理など。
まわりのようす … 周囲に船がいなかった。
起きたこと … 突然火が見え始める。
もう一つの形 … 二挺槽仕立ての船が一挺槽仕立ての船についてこれない。
そのとき … 二挺槽の船のトモに火が出ている。
その後 … 夜が明ければ直る。
火の色は書かれていません。
幽霊の火の伝承記録
船がいないのに
船の修理などをしていると、周囲に船がいなかったのに、突然火が見え始めるといいます。
光の元がないのです。
追いつけない船
二挺槽仕立ての船が一挺槽仕立ての船についてこれない時があります。
櫓の多い船が遅れます。
トモの火
そのとき二挺槽の船のトモに火が出ている事があります。
火は船の後ろです。
夜が明ければ直る
夜が明ければ直るといいます。
終わりは朝です。
幽霊の火の伝承地域
公的データベースの地域欄は愛媛県松山市を示します。
報告の題はあゆみ―忽那諸島の民俗―です。
幽霊の火の正体と考えられているもの
幽霊の火は、海の上で見える火です。
襲ってはいません。 語られているのは、いつ見えるかと、いつ直るかです。
船が進めなくなる話と火の話が並べられているところが、海の上の怪異としてまとめられた形です。
この図鑑には船幽霊(各地)も収めています。
幽霊の火が登場する作品
幽霊の火を単独で扱った本は見当たりません。読めるのは高校の郷土研究部の報告書です。
海の上に見える火の話は瀬戸内に多く、船が進まなくなる話と並べて語られます。
幽霊の火が登場する報告書
あゆみ―忽那諸島の民俗―
愛媛大学農学部付属農業高等学校郷土研究部が1968年に出した報告です。
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幽霊の火についてよくある質問
幽霊の火とは何ですか。
愛媛県松山市で、海の上に突然見え始めるとされた火です。
いつ見えるのですか。
船の修理などをしていて、周囲に船がいないときといいます。
トモとは何ですか。
船の後ろのことです。
いつ直るのですか。
夜が明ければ直ると記録されています。
幽霊の火と併せて覚えたい言葉・用語
トモ(とも)
船の後ろのことです。
二挺槽(にちょうろ)
櫓を二丁立てた船のことです。
忽那諸島(くつなしょとう)
愛媛県松山市の沖に浮かぶ島々です。
幽霊の火の参考資料
この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。