青森県で、厳しい神とされ、祀る家は四足の獣を食べなかったという内神。
おすんつ様とはどんな妖怪か
おすんつ様はひとことで言えば、家の食を決めた神です。青森県の話です。
国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースは、能田多代子「おすんつさま」(『西郊民俗』通巻9号、1959年、11頁)を典拠に、東山のおすんつさまは、以前は沢口老人家の内神だった。大変厳しい神だったので、この家では4足類は絶対に食べなかったというと記します。
禁じられたのは、四足の獣です。
魚や鳥ではありません。 四足類は絶対に食べなかったと書かれています。
おすんつ様の漢字表記と読み方
おすんつ様(おすんつさま)
日文研データベースが示す呼称。
内神(うちがみ)
家で祀る神を指す言い方です。
おすんつ様の姿と特徴
おすんつ様に姿はありません。記録にあるのは、由来と、決まりです。
場所 … 東山。
もとの立場 … 沢口老人家の内神。
性格 … 大変厳しい神。
その家の決まり … 四足類は絶対に食べない。
守り方 … 絶対に、と記されます。
報告の年 … 一九五九年。
姿を見たという記述はありません。
おすんつ様の伝承記録
家の内神だった
東山のおすんつさまは、以前は沢口老人家の内神でした。
村の社ではなく、一軒の神でした。
大変厳しい神
大変厳しい神だったといいます。
祟ったとは書かれていません。
厳しいとだけあります。
四足を食べない
この家では、4足類は絶対に食べなかったといいます。
家の食が、神によって決まっていました。
破った例は、記されていません。
おすんつ様の伝承地域
公的データベースの地域欄は青森県を示します。
市郡までは記されていません。 東山という地の名だけが記録に出てきます。
おすんつ様の正体と考えられているもの
おすんつ様は、家の暮らしを決めた神です。
祟りという語は使われていません。 記されているのは、厳しいことと、食べなかったことです。
それでも、絶対にという言葉が使われています。
この図鑑にはトラノハー(沖縄)も収めています。
おすんつ様が登場する作品
おすんつ様を単独で扱った本は見当たりません。読めるのは学会誌です。
家の神が食を決める話は各地にあり、四足を断つ形をとることがあります。この図鑑にはトラノハー(沖縄)も収めています。
おすんつ様が登場する学会誌
西郊民俗
西郊民俗談話会の学会誌です。1959年の号に能田多代子の報告が載ります。
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おすんつ様についてよくある質問
おすんつ様とは何ですか。
青森県東山で祀られていた、家の内神です。
どんな神ですか。
大変厳しい神だったと記録されています。
何が禁じられていますか。
四足類を食べないこととされます。
内神とは何ですか。
家ごとに祀る神のことです。
おすんつ様と併せて覚えたい言葉・用語
内神(うちがみ)
家ごとに祀る神。屋敷神とも呼ばれます。
四足類(よつあしるい)
牛や馬、猪などの四本足の獣をいいます。
西郊民俗(せいこうみんぞく)
西郊民俗談話会が出す学会誌です。
おすんつ様の参考資料
この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。