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秋田県

虎猫(とらねこ)とはどんな妖怪か|姿と伝承・登場する作品・伝承地域

虎猫  / トラネコ

獣の妖怪 各地の伝説

秋田県能代市で、雲に乗って天に登り雷になるとされた猫。爪跡が残るといいます。

虎猫の姿を描いた図

掬茶 「きみまち阪から見た二ツ井町(秋田県能代市)」 2021年 / CC BY-SA 出典

虎猫とはどんな妖怪か

虎猫はひとことで言えば、雷になる猫です。秋田県能代市の話です。

国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースは、國學院大學民俗学研究会秋田県山本郡二ツ井町旧響村」(『民俗採訪』昭和43年度号、1969年、28頁)を典拠に、虎猫は普段は山の上で遊んでいるが、天気が悪くなって雲が低くなると、雲に乗って天に登って雷になり、地上に雷を落とす。落ちた後には、虎猫の爪跡が残っていると記します。

乗り方が書かれています。

飛ぶのではありません。 雲が低くなったときに、雲に乗って登ります。

虎猫の漢字表記と読み方

読みは「とらねこ」です。

虎猫は、縞のある毛色の猫を指す言い方です。 山の上で遊んでいると記されます。

雷獣を猫の姿とする言い伝えは各地にあります。

この図鑑には雷獣(各地)も収めています。そちらも落ちた跡が語られます。

虎猫(とらねこ)

日文研データベースが示す呼称。

雷(かみなり)

記録が併記する呼び名です。

虎猫の姿と特徴

虎猫の姿は、記録に短く書かれています。

ふだんの場所 … 山の上。
していること … 遊んでいる。
登る条件 … 天気が悪くなって雲が低くなること。
登り方 … 雲に乗る。
なるもの … 雷。
すること … 地上に雷を落とす。

落ちた後には、虎猫の爪跡が残っています。

虎猫の伝承記録

  1. 山の上で遊ぶ
  2. 雲に乗って天へ
  3. 爪跡が残る

山の上で遊ぶ

虎猫は、普段は山の上で遊んでいます。

害をなす話ではありません。

雲に乗って天へ

天気が悪くなって雲が低くなると、雲に乗って天に登ります。

登る道がです。

低くなったときだけ、届きます

爪跡が残る

天に登って雷になり、地上に雷を落とします。

落ちた後には、虎猫の爪跡が残っています。

証しは、地面のほうにあります。

虎猫の伝承地域

公的データベースの地域欄は秋田県能代市を示します。

二ツ井町は米代川ぞいにあたり、きみまち阪で知られます。

二ツ井町(ふたついまち)

日文研データベースが示す伝承地域

地図で開く

二ツ井町の所在地:秋田県能代市二ツ井町

報告は國學院大學民俗学研究会の調査によります。

旧山本郡二ツ井町の響地区での聞き取りです。

虎猫の正体と考えられているもの

虎猫は、雷になる獣です

祟りという語は使われていません。 記されているのは、登ることと、爪跡だけです。

それでも、跡が残ります

この図鑑には雷獣(各地)も収めています。

虎猫が登場する作品

虎猫を単独で扱った本は見当たりません。読めるのは調査報告です。

雷獣の話は各地にあり、落ちた木に爪跡が残るという形をとります。この図鑑には雷獣(各地)も収めています。

虎猫が登場する調査報告

民俗採訪

國學院大學民俗学研究会の調査報告です。昭和43年度号に載ります。

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虎猫についてよくある質問

虎猫とは何ですか。

秋田県能代市で、雷になるとされた猫です。

どうやって天に登りますか。

雲が低くなったときに、雲に乗って登ると記録されています。

証しはありますか。

雷が落ちた後には虎猫の爪跡が残るとされます。

ふだんはどこにいますか。

山の上で遊んでいるとされます。

虎猫と併せて覚えたい言葉・用語

虎猫(とらねこ)

縞のある毛色の猫を指す言い方です。

雷獣(らいじゅう)

雷とともに落ちてくるとされた獣です。

二ツ井町(ふたついまち)

秋田県能代市の地区名。米代川ぞいです。

虎猫の参考資料

この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。

  1. 国際日本文化研究センター「虎猫,雷」