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山梨県

八幡さんの獅子(やはたさんのしし)とはどんな妖怪か|姿と伝承

八幡さんの獅子  / ヤハタサンノシシ

器物と草木 各地の伝説

山梨県で、盗んだ家に災難が続き、易で分かり、馬でも引けないのに人が背負うと軽かったという獅子。

八幡さんの獅子とはどんな妖怪か

八幡さんの獅子は、返す時だけ軽くなった獅子です。山梨県の話です。

国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースは、池田俊平甲州八幡聞書」(『甲斐』山梨民俗の会、1957年)を典拠に、八幡さんの獅子を盗まれたことがある。これを盗んだ家では病気などの災難が続いた。易を見てもらって判明した。それで皆で狛犬を取りに言ったが馬でも引くことが出来ない。それを人が背負うと軽かったというと記します。

分かったのは占いによってです。

災難の元が易を見てもらって判明したのです。

八幡さんの獅子の漢字表記と読み方

読みは「やはたさんのしし」です。

「易」は、占いのことです。

「狛犬」は、社の前に据える一対の獣の像です。

「甲州」はいまの山梨県にあたる呼び名です。

八幡さんの獅子(やはたさんのしし)

日文研データベースが示す呼称。

狛犬(こまいぬ)

記録の後半はこの語で受けています。

八幡さんの獅子の姿と特徴

八幡さんの獅子の話は、記録に順を追って書かれています。

起きたこと … 八幡さんの獅子を盗まれた。
盗んだ家に起きたこと … 病気などの災難が続いた。
分かった方法 … 易を見てもらって判明した。
したこと … 皆で狛犬を取りに行った。
うまくいかなかったこと … 馬でも引くことが出来ない。
うまくいったこと … 人が背負うと軽かった。

獅子の大きさは書かれていません。

八幡さんの獅子の伝承記録

  1. 獅子を盗まれる
  2. 災難が続く
  3. 易で分かる
  4. 背負うと軽い

獅子を盗まれる

八幡さんの獅子を盗まれたことがあります。

失せたのは社のものです。

災難が続く

これを盗んだ家では病気などの災難が続きました。

続いたのは病気などです。

易で分かる

易を見てもらって判明しました。

手がかりは占いでした。

背負うと軽い

皆で狛犬を取りに行ったが馬でも引くことが出来ない。それを人が背負うと軽かったといいます。

変わったのは重さでした。

八幡さんの獅子の伝承地域

公的データベースの地域欄は山梨県までで、市郡までは示されていません。

論文名の甲州は、いまの山梨県にあたる呼び名です。

甲州(こうしゅう)

論文名が示す土地

地図で開く

甲州の所在地:山梨県

報告は山梨民俗の会の甲斐によります。

市郡は記録に書かれていません。

八幡さんの獅子の正体と考えられているもの

八幡さんの獅子は、返す時だけ軽くなった獅子です

祟りは病気などの災難という形で出ます。 語られているのは、どう分かったかと、どう返したかです。

引けば動かず背負えば軽いという差が、返す道は人が担ぐという形を作っています。

八幡さんの獅子が登場する作品

八幡さんの獅子を単独で扱った本は見当たりません。読めるのは山梨の民俗の会の雑誌です。

社のものを盗むと災難が続く話は各地にあり、返すまでやまないと語られます。

八幡さんの獅子が登場する郷土誌

甲斐

山梨民俗の会が出した雑誌です。1957年の号に甲州八幡聞書が載ります。

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八幡さんの獅子についてよくある質問

八幡さんの獅子とは何ですか。

山梨県で、盗まれたあと災難を招いたと語られる八幡の獅子です。

何が起きたのですか。

盗んだ家で病気などの災難が続いたと記録されています。

どうして分かったのですか。

易を見てもらって判明したといいます。

どう運んだのですか。

馬でも引けず、人が背負うと軽かったといいます。

八幡さんの獅子と併せて覚えたい言葉・用語

(えき)

占いのことです。

狛犬(こまいぬ)

社の前に据える一対の獣の像です。

甲州(こうしゅう)

いまの山梨県にあたる呼び名です。

八幡さんの獅子の参考資料

この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。

  1. 国際日本文化研究センター「八幡さんの獅子」