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山口県

モーモードキ(もーもーどき)とはどんな妖怪か|姿と伝承

モーモードキ  / モーモードキ

そのほか 各地の伝説

山口県で、夕暮れに子どもを取って食べると言われたもの。

モーモードキとはどんな妖怪か

モーモードキはひとことで言えば、日暮れに家へ入らせる名です。山口県の話です。

国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースは、入江貫一会員通信」(『民間伝承』6巻8号、民間伝承の会、1941年、10頁)を典拠に、夕方、家の外で遊んでいると「モーモードキが来るぞ」と言われた。夕闇にまぎれて子どもを取って食べるものだというように信じていたと記します。

話者は執筆者の祖母で、山口県育ちと記されています。

姿の記述はありません。

名前と、来る時刻だけが伝わっています。

モーモードキの漢字表記と読み方

読みは「もーもーどき」です。

漢字表記もカタカナのまま記録されています。

「モーモー」は牛の鳴き声を思わせますが、由来は書かれていません「ドキ」の意味も分かりません。

この図鑑には、子どもを脅す名としてガゴジも収めています。

モーモードキ(もーもーどき)

日文研データベースが示す呼称。漢字表記もカタカナのままです。

モーモードキの姿と特徴

モーモードキに姿はありません。記録にあるのは、言われた言葉です。

言葉 … 「モーモードキが来るぞ」。
言われる時 … 夕方、家の外で遊んでいるとき。
するとされること … 夕闇にまぎれて子どもを取って食べる。
信じ方 … そういうものだと信じていた。

姿、大きさ、声の記述はありません。

モーモードキの伝承記録

  1. 日が暮れると言われた
  2. 祖母から孫へ

日が暮れると言われた

夕方、子どもが家の外で遊んでいます。

そこへ、「モーモードキが来るぞ」という声がかかります。

言うのは、家の大人です。

夕闇にまぎれて子どもを取って食べるものだと信じられていました。

日が落ちたら家へ入る——そのための名です。

祖母から孫へ

記録の話者は、執筆者の祖母です。

山口県育ちと記されています。

1941年の『民間伝承』の会員通信に載りました。

自分が子どもの頃に言われた言葉を、孫の代に伝えた形です。

モーモードキの伝承地域

公的データベースの地域欄は山口県を示します。

市や郡までは記されていないため、地図で指せるのは県の範囲までです。

山口県内(やまぐちけんない)

日文研データベースが示す伝承地域

地図で開く

山口県内の所在地:山口県

記録は市郡までは記していません。

話者は執筆者の祖母で、山口県育ちと記されます。

モーモードキの正体と考えられているもの

モーモードキの正体は分かっていません。名の由来も記録されていません。

姿の記述がないことが、この名の性格を示しています。

見た者がいるのではなく、言われるだけのものです。

日暮れに子どもを家へ入れる——土地ごとに違う名で、同じことをしてきました。

モーモードキが記録された資料

モーモードキを単独で扱った本は見当たりません。読めるのは『民間伝承』の会員通信です。

子どもを脅す名を集めた本と併せて読むと、この語の位置が見えてきます。

モーモードキが記録された民俗資料

会員通信

入江貫一が『民間伝承』6巻8号(1941年)に寄せた中心資料です。

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モーモードキについてよくある質問

モーモードキとは何ですか。

山口県で、夕闇にまぎれて子どもを取って食べると言われたものです。

どんな姿ですか。

記録されていません。名前と、来る時刻だけが伝わっています。

いつ言われたのですか。

夕方、家の外で遊んでいるときに「モーモードキが来るぞ」と言われました。

誰の話ですか。

記録者・入江貫一の祖母の話で、山口県育ちと記されています。

モーモードキと併せて覚えたい言葉・用語

民間伝承(みんかんでんしょう)

民間伝承の会が出した雑誌。この記録が載りました。

ガゴジ(がごじ)

子どもを脅すときに使われた名。この図鑑にも収めています。

会員通信(かいいんつうしん)

雑誌の読者から寄せられた短い報告の欄です。

モーモードキの参考資料

この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。

  1. 国際日本文化研究センター「モーモードキ」