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山口県

ミヤホウホウ(みやほうほう)とはどんな妖怪か|姿と伝承

ミヤホウホウ  / ミヤホウホウ

人型の妖怪 各地の伝説

山口県周防大島町で、宮の石段に腰かけ、左足を下まで伸ばして笑っていたという化物。

ミヤホウホウの姿を描いた図

KUNIO MIURA 「周防大島の津長鼻(山口県大島郡周防大島町)」 2012年 / CC BY 3.0 出典

ミヤホウホウとはどんな妖怪か

ミヤホウホウは、夢に出てきた化物です。山口県大島郡周防大島町の話です。

国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースは、宮本常一山口県大島郡の子供行事」(『近畿民俗』近畿民俗学会、1936年)を典拠に、子供の頃、祖父にミヤホウホウという化物がいることを聞かされたら、その夢を見た。42段ある宮の石段の上から2番目に腰をかけ、左の足は下までのびていた。白い着物を着てニタニタ笑っていたと記します。

段数まで数えられています。

石段は42段、腰かけたのは上から2番目でした。

ミヤホウホウの漢字表記と読み方

読みは「みやほうほう」です。

「宮」は神社のことです。

「ニタニタ」は、声を立てずに笑うようすです。

筆者の宮本常一は、日本各地を歩いた民俗学者です。

ミヤホウホウ(みやほうほう)

日文研データベースが示す呼称。

宮の化物(みやのばけもの)

出る場から付けられる言い方です。

ミヤホウホウの姿と特徴

ミヤホウホウの姿は、記録にくわしく書かれています。

聞かされた人 … 子供の頃の話者。
聞かせた人 … 祖父。
そのあと … その夢を見た。
いたところ … 42段ある宮の石段。
腰かけた位置 … 上から2番目。
… 左の足は下までのびていた。
着ているもの … 白い着物。
していたこと … ニタニタ笑っていた。

顔かたちは書かれていません。

ミヤホウホウの伝承記録

  1. 祖父に聞かされる
  2. その夢を見る
  3. 石段の上から二番目
  4. 左足が下まで

祖父に聞かされる

子供の頃、祖父にミヤホウホウという化物がいることを聞かされました。

入口はでした。

その夢を見る

聞かされたら、その夢を見ました。

見たのはです。

石段の上から二番目

42段ある宮の石段の上から2番目に腰をかけていました。

位置が細かく数えられています。

左足が下まで

左の足は下までのびていました。白い着物を着てニタニタ笑っていました。

大きさは足の長さで示されます。

ミヤホウホウの伝承地域

公的データベースの地域欄は山口県大島郡周防大島町を示します。

筆者の宮本常一が生まれ育った島です。

周防大島(すおうおおしま)

日文研データベースが示す伝承地域

地図で開く

周防大島の所在地:山口県大島郡周防大島町

報告は近畿民俗学会の近畿民俗によります。

筆者の宮本常一が生まれ育った島です。

ミヤホウホウの正体と考えられているもの

ミヤホウホウは、子どもを戒めるために語られた化物です

害をなした話はありません。 語られているのは、聞かされたことと、夢に見たことです。

四十二段のうち上から二番目という細かさが、夢の生々しさを示します。

ミヤホウホウが登場する作品

ミヤホウホウを単独で扱った本は見当たりません。読めるのは近畿の民俗学会の雑誌です。

子どもを戒めるために語られる化物は各地にあり、社や墓地に出る形をとります。

ミヤホウホウが登場する学会誌

近畿民俗

近畿民俗学会が出した雑誌です。1936年の号に山口県大島郡の子供行事が載ります。

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ミヤホウホウについてよくある質問

ミヤホウホウとは何ですか。

山口県周防大島町で語られた化物です。

どこにいたのですか。

四十二段ある宮の石段の、上から二番目と記録されています。

どんな姿ですか。

白い着物を着て、左の足が下まで伸びていたといいます。

実際に見たのですか。

祖父に聞かされたあと、夢に見たと記録されています。

ミヤホウホウと併せて覚えたい言葉・用語

(みや)

神社のことです。

周防大島(すおうおおしま)

山口県大島郡の島です。

宮本常一(みやもとつねいち)

日本各地を歩いた民俗学者です。

ミヤホウホウの参考資料

この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。

  1. 国際日本文化研究センター「ミヤホウホウ」