東京都大田区で、倒れた同級生を見た子どもたちが口をそろえて名を挙げた占い遊びの主。

せんさまとはどんな妖怪か
せんさまはひとことで言えば、教室で名を呼ばれたものです。東京都大田区の話です。
国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースは、常光徹「学校の世間話―中学生の妖怪伝承にみる異界的空間―」(『昔話伝説研究』昔話伝説研究会、1986年)を典拠に、6年生の理科の時間、1人の女の子が急に倒れた。クラスの十数人の女の子が「せんさまに取り憑かれた」と口をそろえていった。せんさまとは占い遊びの一種であると記します。
言ったのは大人ではありません。
「十数人の女の子が口をそろえて」と書かれます。 名を与えたのは子どもたち自身でした。
せんさまの漢字表記と読み方
読みは「せんさま」です。
こっくりさんのように、道具と手順を伴う占い遊びの一種とされます。
報告は一九八六年で、学校で語られる話を集めた研究に載りました。
「取り憑かれた」という言い方が、遊びと憑き物を結びつけています。
せんさま(せんさま)
日文研データベースが示す呼称。
占い遊び(うらないあそび)
記録がせんさまを説明するのに用いた言い方です。
せんさまの姿と特徴
せんさまの話は、記録に短く書かれています。
場面 … 六年生の理科の時間。
起きたこと … 一人の女の子が急に倒れた。
言った人 … クラスの十数人の女の子。
言った言葉 … せんさまに取り憑かれた。
せんさまとは … 占い遊びの一種。
せんさまの姿は書かれていません。
せんさまの伝承記録
理科の時間
6年生の理科の時間、1人の女の子が急に倒れました。
場所は教室です。
口をそろえる
クラスの十数人の女の子が「せんさまに取り憑かれた」と口をそろえていいました。
そろったのは十数人です。
占い遊びの一種
せんさまとは占い遊びの一種です。
もとは遊びでした。
せんさまの伝承地域
公的データベースの地域欄は東京都大田区を示します。
学校の名は記録に書かれていません。
せんさまの正体と考えられているもの
せんさまは、占い遊びから生まれた名です。
姿を見た者はいません。 語られているのは、倒れたことと、子どもたちが与えた説明です。
遊びが憑き物の名に変わっています。
せんさまが登場する作品
せんさまを単独で扱った本は見当たりません。読めるのは昔話伝説研究会の雑誌です。
学校で語られる怪異を集めた研究は一九八〇年代から進み、常光徹がその代表的な書き手です。
せんさまが登場する学会誌
昔話伝説研究
昔話伝説研究会が出した雑誌です。1986年の号に学校の世間話が載ります。
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せんさまについてよくある質問
せんさまとは何ですか。
東京都大田区の学校で語られた、占い遊びの一種とされるものです。
何が起きたのですか。
理科の時間に一人の女の子が急に倒れたと記録されています。
誰がそう言ったのですか。
クラスの十数人の女の子が口をそろえて言ったといいます。
姿はありますか。
姿についての記述はありません。
せんさまと併せて覚えたい言葉・用語
占い遊び(うらないあそび)
道具と手順を伴って吉凶を占う子どもの遊びです。
取り憑く(とりつく)
霊などが人に乗り移ることです。
学校の怪談(がっこうのかいだん)
学校を舞台に語られる怪しい話のことです。
せんさまの参考資料
この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。