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東京都

ホーナゼ(ほーなぜ)とはどんな妖怪か|姿と伝承

ホーナゼ  / ホーナゼ

器物と草木 各地の伝説

東京都八王子市で、切ったところカヤの木が切られており、その木から血が流れたという化け物。

ホーナゼの姿を描いた図

KOJI MISUMI 「川口町の里の眺め(東京都八王子市川口町)」 2014年 / CC BY-SA 3.0 出典

ホーナゼとはどんな妖怪か

ホーナゼはひとことで言えば、木だった化け物です。東京都八王子市川口町の話です。

国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースは、草川隆恩方村所見」(『西郊民俗』西郊民俗談話会、1957年)を典拠に、昔、川口村のタタミケ原にホーナゼという化け物がでると評判になった。ある夜、勇敢な人がその化け物を切ったが、翌日行ってみるとカヤの木が切られており、その木から血が流れていたというと記します。

分かったのは翌日です。

切ったその場では分からず、翌日行ってみてカヤの木だと知れました。

ホーナゼの漢字表記と読み方

読みは「ほーなぜ」です。

「カヤ」は榧、材が堅く碁盤にも使われる木です。

「川口村」は、いまの八王子市川口町にあたります。

論文名の「恩方村」も、いまの八王子市の一部です。

この図鑑には血を流す木の話もいくつか収めています。

ホーナゼ(ほーなぜ)

日文研データベースが示す呼称。

タタミケ原(たたみけはら)

出るとされた場所の名です。

ホーナゼの姿と特徴

ホーナゼの姿は、記録に短く書かれています。

出るとされた場所 … 川口村のタタミケ原。
評判 … 化け物がでる。
したこと … ある夜、勇敢な人がその化け物を切った。
翌日行ってみると … カヤの木が切られていた。
その木の様子 … 血が流れていた。

化け物の姿かたちは書かれていません。

ホーナゼの伝承記録

  1. タタミケ原の評判
  2. 夜に切る
  3. カヤの木と血

タタミケ原の評判

昔、川口村のタタミケ原にホーナゼという化け物がでると評判になりました。

先にあったのは評判です。

夜に切る

ある夜、勇敢な人がその化け物を切りました。

手を下したのは一人でした。

カヤの木と血

翌日行ってみるとカヤの木が切られており、その木から血が流れていたといいます。

残ったのは木と血でした。

ホーナゼの伝承地域

公的データベースの地域欄は東京都八王子市川口町を示します。

論文名の恩方村も、いまの八王子市の一部です。

川口町(かわぐちまち)

日文研データベースが示す伝承地域

地図で開く

川口町の所在地:東京都八王子市川口町

報告は西郊民俗談話会の西郊民俗によります。

八王子市の北西部にあたり、旧南多摩郡川口村です。

ホーナゼの正体と考えられているもの

ホーナゼは、木であったとされる化け物です

害を受けた人は書かれていません。 語られているのは、切ったら木だったという一点です。

血が流れたことで、ただの木ではないと分かる形になっています。

ホーナゼが登場する作品

ホーナゼを単独で扱った本は見当たりません。読めるのは西郊民俗談話会の雑誌です。

切ると血を流す木の話は各地にあり、切った者に障りがある形をとることもあります。

ホーナゼが登場する学会誌

西郊民俗

西郊民俗談話会が出した雑誌です。1957年の号に恩方村所見が載ります。

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ホーナゼについてよくある質問

ホーナゼとは何ですか。

東京都八王子市川口町で、タタミケ原に出ると評判になった化け物です。

正体は何ですか。

切った翌日に行くと、カヤの木が切られていたと記録されています。

木はどうなっていましたか。

その木から血が流れていたといいます。

川口村はどこですか。

いまの東京都八王子市川口町にあたります。

ホーナゼと併せて覚えたい言葉・用語

カヤ(かや)

榧のこと。材が堅く、碁盤にも使われる木です。

恩方(おんがた)

八王子市北西部の地名です。

タタミケ原(たたみけはら)

ホーナゼが出るとされた原の名です。

ホーナゼの参考資料

この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。

  1. 国際日本文化研究センター「ホーナゼ」