栃木県日光市の瀧尾神社で、子石を動かすと出る虫の数で子の数が分かるとされた石。

子種石とはどんな妖怪か
子種石はひとことで言えば、虫の数で子の数を占う石です。栃木県日光市の話です。
国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースは、高橋勝利「日光の土俗二つ三つ」(『旅と伝説』3巻11号通巻35号、1930年、54頁)を典拠に、日光二荒山神社の別宮に瀧尾神社というのがある。このお宮の周りにある1間四方位の石は子種石と呼ばれ、上にたくさん乗っている子石を動かすと下に虫が出てくる。このとき、虫が1匹なら1人、2匹ならば双子が出来るといわれていると記します。
占うのは数です。
授かるかどうかではありません。 何人かを数える形になっています。
子種石の漢字表記と読み方
読みは「こだねいし」です。
一間はおよそ一・八メートルで、一間四方はその広さを指します。 かなりの大きさの石です。
瀧尾神社は、日光二荒山神社の別宮です。
どれも触れて占います。
子種石(こだねいし)
日文研データベースが示す呼称。
子石(こいし)
上にたくさん乗っている石を指します。
子種石の姿と特徴
子種石の姿は、記録に短く書かれています。
場所 … 日光二荒山神社の別宮、瀧尾神社。
大きさ … 一間四方ほど。
上にあるもの … たくさんの子石。
すること … 子石を動かす。
出るもの … 下から虫。
読み方 … 虫が一匹なら一人、二匹なら双子。
虫の種類は書かれていません。
子種石の伝承記録
瀧尾神社の石
日光二荒山神社の別宮に、瀧尾神社というのがあります。
このお宮の周りにある1間四方位の石が、子種石と呼ばれます。
子石を動かす
上にたくさん乗っている子石を動かすと、下に虫が出てきます。
石を割るのでも、持ち帰るのでもありません。
動かすだけです。
虫の数で子の数を知る
このとき、虫が1匹なら1人、2匹ならば双子が出来るといわれています。
授かるかどうかではなく、何人かを占います。
答えは、その場で出ます。
子種石の伝承地域
公的データベースの地域欄は栃木県日光市を示します。
瀧尾神社は日光の山内、二荒山神社の奥にあたります。
子種石の正体と考えられているもの
子種石は、数を告げる石です。
祟りという語は使われていません。 記されているのは、動かすと出るということだけです。
それでも、読み方が決まっています。
この図鑑には子授けの石の話をほかにも収めています。
子種石が登場する作品
子種石を単独で扱った本は見当たりません。読めるのは雑誌の報告です。
子授けの石は各地にあり、触れることで占う形をとります。この図鑑には子授けの石の話をほかにも収めています。
子種石が登場する雑誌
旅と伝説
三元社の雑誌です。1930年の号に高橋勝利の報告が載ります。
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子種石についてよくある質問
子種石とは何ですか。
栃木県日光市の瀧尾神社にある、子授けを占うとされた石です。
どう占いますか。
上の子石を動かし、下から出る虫の数を見ると記録されています。
虫が二匹だとどうなりますか。
双子が出来るといわれています。
大きさはどのくらいですか。
一間四方ほどとされます。
子種石と併せて覚えたい言葉・用語
一間(いっけん)
およそ一・八メートルの長さの単位です。
別宮(べつぐう)
本社とは別に設けられた社のことです。
瀧尾神社(たきのおじんじゃ)
日光二荒山神社の別宮です。
子種石の参考資料
この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。