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静岡県

見付天神(みつけてんじん)とはどんな妖怪か|姿と伝承

見付天神  / ミツケテンジン

そのほか 各地の伝説

静岡県磐田市で、夜の神輿渡御に火気を禁じ、声を出せば災いがあるとされた天満宮。

見付天神の姿を描いた図

Sato S 「旧見付学校(静岡県磐田市見付)」 2010年 / CC BY-SA 3.0 出典

見付天神とはどんな妖怪か

見付天神は、声を出してはいけない祭りです。静岡県磐田市の話です。

国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースは、著者未詳梅翁随筆」(『日本随筆大成第二期』吉川弘文館、1974年)を典拠に、東海道の見付宿にあった天満宮の祭礼では夜に神輿を渡すのだが、その時は一切の火気を禁じ、声を出せば災いがあるといわれていると記します。

禁じられていることが二つあります。

一つは一切の火気、もう一つは声を出すことです。

見付天神の漢字表記と読み方

読みは「みつけてんじん」です。

「見付宿」は東海道の宿場の一つで、いまの磐田市にあたります。

「渡す」は、ここでは神輿を移す渡御のことです。

「火気」は、灯りや火のことです。

「梅翁随筆」は江戸時代の随筆で、日本随筆大成に収められています。

見付天神(みつけてんじん)

日文研データベースが示す呼称。

見付の天満宮(みつけのてんまんぐう)

記録が示す社の呼び方です。

見付天神の姿と特徴

見付天神の祭りの決まりは、記録に短く書かれています。

あったところ … 東海道の見付宿。
その社 … 天満宮。
祭礼ですること … 夜に神輿を渡す。
禁じられること(一) … 一切の火気。
禁じられること(二) … 声を出すこと。
破ったとき … 災いがあるといわれている。

災いの中身は書かれていません。

見付天神の伝承記録

  1. 夜の神輿渡御
  2. 火気を禁じる
  3. 声を出せば災い

夜の神輿渡御

東海道の見付宿にあった天満宮の祭礼では夜に神輿を渡します。

時刻はです。

火気を禁じる

その時は一切の火気を禁じます。

灯りも許されません

声を出せば災い

声を出せば災いがあるといわれています。

破ってはならないのは沈黙でした。

見付天神の伝承地域

公的データベースの地域欄は静岡県磐田市を示します。

記録は東海道の見付宿と書いています。

見付(みつけ)

日文研データベースが示す伝承地域

地図で開く

見付の所在地:静岡県磐田市見付

報告は吉川弘文館の日本随筆大成によります。

東海道の見付宿があったところです。

見付天神の正体と考えられているもの

見付天神は、夜の渡御に沈黙と闇を守る社です

妖怪が出る話ではありません。 語られているのは、禁じられていることと、破ったときの言い伝えです。

火も声も断つという二重の決まりが、この祭りの特徴です。

見付天神が登場する作品

見付天神を単独で扱った本は見当たりません。読めるのは日本随筆大成に収められた梅翁随筆です。

火を消し声を断って行う夜の祭りは各地にあり、闇の中で神を移す形をとります。

見付天神が登場する随筆

梅翁随筆

著者未詳の随筆。日本随筆大成第二期に収められています。

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見付天神についてよくある質問

見付天神とは何ですか。

静岡県磐田市の見付にあった天満宮です。

祭礼はいつ行うのですか。

夜に神輿を渡すと記録されています。

禁じられていることは。

一切の火気と、声を出すことです。

破るとどうなりますか。

災いがあるといわれています。

見付天神と併せて覚えたい言葉・用語

見付宿(みつけしゅく)

東海道の宿場の一つで、いまの磐田市にあたります。

渡御(とぎょ)

神輿を移して進むことです。

火気(かき)

灯りや火のことです。

見付天神の参考資料

この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。

  1. 国際日本文化研究センター「見付天神」