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埼玉県

六三さま(ろくぞうさま)とはどんな妖怪か|姿と伝承

六三さま  / ロクゾウサマ

病の妖怪 各地の伝説

埼玉県戸田市で、人の体にいつもくっ付いている神。毎年つく場所が変わり、そこが病気になりやすい。

六三さまの姿を描いた図

Beryllium Transistor 「上戸田氷川神社(埼玉県戸田市)」 2022年 / CC BY-SA 4.0 出典

六三さまとはどんな妖怪か

六三さまは、体にくっ付いている神です。埼玉県戸田市の話です。

国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースは、京馬伸子埼玉県の俗信・となえごと」(『西郊民俗』西郊民俗談話会、1984年)を典拠に、六三さまという神様は人間の体にいつもくっ付いている。毎年くっ付く場所を変え、その場所が病気になりやすい。病気の時、六三の厄に気づかないと六三様が動き回りあちこちが悪くなる。だから病気のときは六三除けをしてから医者に行ったほうが良いと記します。

医者より先にすることがあります。

病気のときは六三除けをしてから医者に行ったほうが良いというのです。

六三さまの漢字表記と読み方

読みは「ろくぞうさま」です。

「六三」は年齢と体の場所を数え当てる考え方から来た言い方です。

「厄」は災いのもとになるもののことです。

「俗信」は、土地に言い伝えられた決まりごとです。

六三さま(ろくぞうさま)

日文研データベースが示す呼称。

六三除け(ろくさんよけ)

記録が示す、先に行うまじないです。

六三さまの姿と特徴

六三さまの決まりは、記録に順を追って書かれています。

居場所 … 人間の体にいつもくっ付いている。
毎年のこと … くっ付く場所を変える。
その場所 … 病気になりやすい。
気づかないと … 六三様が動き回りあちこちが悪くなる。
するとよいこと … 六三除けをしてから医者に行く。

六三さまの姿は書かれていません。

六三さまの伝承記録

  1. 体にくっ付く
  2. 毎年場所が変わる
  3. 気づかないと動き回る
  4. 六三除けが先

体にくっ付く

六三さまという神様は人間の体にいつもくっ付いています。

離れることはありません

毎年場所が変わる

毎年くっ付く場所を変え、その場所が病気になりやすいといいます。

動くのは年ごとです。

気づかないと動き回る

病気の時、六三の厄に気づかないと六三様が動き回りあちこちが悪くなります。

放つと広がります。

六三除けが先

だから病気のときは六三除けをしてから医者に行ったほうが良いといいます。

順が決まっています。

六三さまの伝承地域

公的データベースの地域欄は埼玉県戸田市を示します。

論文名は埼玉県の俗信・となえごとです。

戸田(とだ)

日文研データベースが示す伝承地域

地図で開く

戸田の所在地:埼玉県戸田市

報告は西郊民俗談話会の西郊民俗によります。

論文名は埼玉県の俗信・となえごとです。

六三さまの正体と考えられているもの

六三さまは、体にくっ付いている神です

離れてはくれません。 語られているのは、どこにいるかと、病気のときに何を先にするかです。

年ごとに場所が変わるという数え方が、どこが悪いかを当てる手立てになっています。

六三さまが登場する作品

六三さまを単独で扱った本は見当たりません。読めるのは民俗談話会の雑誌です。

六三除けは各地にあり、年齢から体の場所を割り出して祓う形をとります。

六三さまが登場する学会誌

西郊民俗

西郊民俗談話会が出した雑誌です。1984年の号に埼玉県の俗信が載ります。

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六三さまについてよくある質問

六三さまとは何ですか。

埼玉県戸田市で、人の体にいつもくっ付いているとされた神です。

場所は変わるのですか。

毎年くっ付く場所を変えると記録されています。

何が起きますか。

くっ付いた場所が病気になりやすいといいます。

どうすればよいのですか。

六三除けをしてから医者に行ったほうが良いといいます。

六三さまと併せて覚えたい言葉・用語

六三(ろくさん)

年齢と体の場所を数え当てる考え方です。

(やく)

災いのもとになるもののことです。

戸田(とだ)

埼玉県南部の市です。

六三さまの参考資料

この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。

  1. 国際日本文化研究センター「六三さま」