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沖縄県

僧の化石(そうのかせき)とはどんな妖怪か|姿と伝承

僧の化石  / ソウノカセキ

そのほか 各地の伝説

沖縄県粟国村で、洞窟の中で死んだ僧の首が一瞬で石になり、今も残るとされたもの。

僧の化石の姿を描いた図

衛兵隊衛士 「珊瑚礁に囲まれた粟国島(沖縄県島尻郡粟国村)」 2006年 / CC BY-SA 3.0 出典

僧の化石とはどんな妖怪か

僧の化石はひとことで言えば、石になった首です。沖縄県島尻郡粟国村の話です。

国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースは、末吉安恭沖縄書き留め」(『土俗と伝説』文武堂店、1919年)を典拠に、昔、粟国島に降り立った一人の僧が、洞窟の中に三体の仏の姿をした石を見つけた。この洞窟で死亡した僧の首が一瞬の内に化石化してしまい、いまでも残っていると記します。

石が二度出てきます。

先に仏の姿をした石が三体、次に僧の首が石になったものです。

僧の化石の漢字表記と読み方

読みは「そうのかせき」です。

粟国島は、那覇の北西およそ六十キロの海にある島です。

「化石」は、ここでは石に変わることを指しています。

報告は一九一九年で、沖縄の話を書き留めた記事に載りました。

僧の化石(そうのかせき)

日文研データベースが示す呼称。

化石した首(かせきしたくび)

記録の内容を指す言い方です。

僧の化石の姿と特徴

僧の化石の話は、記録に短く書かれています。

… 昔。
降り立った人 … 一人の僧。
場所 … 粟国島の洞窟。
見つけたもの … 三体の仏の姿をした石。
起きたこと … この洞窟で死亡した僧の首が一瞬の内に化石化した。
いま … 残っている。

洞窟の名は書かれていません。

僧の化石の伝承記録

  1. 島に降り立つ
  2. 三体の石
  3. 一瞬で石になる
  4. 今も残る

島に降り立つ

昔、粟国島に降り立った一人の僧がいました。

外から来た人が主人公です。

三体の石

洞窟の中に三体の仏の姿をした石を見つけました。

先にあったのはでした。

一瞬で石になる

この洞窟で死亡した僧の首が一瞬の内に化石化してしまいました。

速さが一瞬と書かれています。

今も残る

いまでも残っているといいます。

書かれた一九一九年の時点での言い方です。

僧の化石の伝承地域

公的データベースの地域欄は沖縄県島尻郡粟国村を示します。

粟国島は一島で一村をなしています。

粟国島(あぐにじま)

日文研データベースが示す伝承地域

地図で開く

粟国島の所在地:沖縄県島尻郡粟国村

報告は文武堂店の土俗と伝説によります。

那覇の北西およそ六十キロの海にある島です。

僧の化石の正体と考えられているもの

僧の化石は、石になったとされる僧の首です

祟った話ではありません。 語られているのは、先にあった三体の石と、あとから加わった首です。

洞窟の中に、四つの石が並ぶことになります。

僧の化石が登場する作品

僧の化石を単独で扱った本は見当たりません。読めるのは大正期の雑誌です。

洞窟の中の石を仏の姿と見る話は各地にあり、鍾乳石を仏に見立てる例が知られます。

僧の化石が登場する雑誌

土俗と伝説

文武堂店が出した雑誌です。1919年の号に沖縄書き留めが載ります。

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僧の化石についてよくある質問

僧の化石とは何ですか。

沖縄県粟国村で、洞窟の中で死んだ僧の首が一瞬で石になったと語られるものです。

洞窟には何がありましたか。

三体の仏の姿をした石があったと記録されています。

今も残っていますか。

記録は一九一九年の時点で残っていると書いています。

粟国島はどこですか。

那覇の北西およそ六十キロの海にある島です。

僧の化石と併せて覚えたい言葉・用語

粟国島(あぐにじま)

沖縄県島尻郡粟国村をなす島です。

化石(かせき)

ここでは石に変わることを指しています。

鍾乳石(しょうにゅうせき)

洞窟の天井から水滴によってできる石です。

僧の化石の参考資料

この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。

  1. 国際日本文化研究センター「僧の化石」