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沖縄県

見ると死ぬ踊り(みるとしぬおどり)とはどんな妖怪か|姿と伝承

見ると死ぬ踊り  / ミルトシヌオドリ

そのほか 各地の伝説

沖縄県宮古の来間島で、月夜の海浜で司たちが舞い、見た者は死ぬと信じられた踊り。

見ると死ぬ踊りの姿を描いた図

Paipateroma 「来間島の展望台(沖縄県宮古島市来間)」 2008年 / CC BY-SA 4.0 出典

見ると死ぬ踊りとはどんな妖怪か

見ると死ぬ踊りは、見てはいけない祭りです。沖縄県の話です。

国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースは、松井健儀礼と口承伝承-宮古群島来間島の事例を中心に-」(『国立民族学博物館研究報告別冊』国立民族学博物館、1986年)を典拠に、司達は「ザー」でのおつとめをすませると頭に蔓草の冠をつけ、白衣の聖装で拝所の森に行進する。そして、海浜で月夜の夜に「顕身(バルミ)」(裸体)で踊るという。男はもちろん、誰もこれを見てはいけない。見たら死ぬと信じられていると記します。

禁じられているのは全員です。

男はもちろん、誰もこれを見てはいけない」と書かれています。

見ると死ぬ踊りの漢字表記と読み方

読みは「みるとしぬおどり」です。

「司」は、沖縄で祭祀をつかさどる女性のことです。

「ザー」は記録が鍵かっこ付きで示す場の名です。

「拝所」は、神をまつる聖なる場所です。

「来間島」は宮古島の南西にある小さな島です。

見ると死ぬ踊り(みるとしぬおどり)

日文研データベースが示す呼称。

顕身(ばるみ)

記録が示す、踊りの姿の呼び名です。

見ると死ぬ踊りの姿と特徴

見ると死ぬ踊りの次第は、記録に順を追って書かれています。

する人 … 司達。
その前に … 「ザー」でのおつとめをすませる。
頭につけるもの … 蔓草の冠。
着るもの … 白衣の聖装。
すること(一) … 拝所の森に行進する。
すること(二) … 海浜で踊る。
いつ … 月夜の夜。
その姿 … 顕身(バルミ)、すなわち裸体。
決まり … 男はもちろん、誰も見てはいけない。
破ると … 見たら死ぬと信じられている。

踊りの振りは書かれていません。

見ると死ぬ踊りの伝承記録

  1. ザーでのおつとめ
  2. 蔓草の冠と白衣
  3. 月夜の海浜
  4. 見たら死ぬ

ザーでのおつとめ

司達は「ザー」でのおつとめをすませます。

始まりはつとめです。

蔓草の冠と白衣

頭に蔓草の冠をつけ、白衣の聖装で拝所の森に行進します。

装いが決まっています。

月夜の海浜

海浜で月夜の夜に「顕身(バルミ)」(裸体)で踊るといいます。

場は、時は月夜です。

見たら死ぬ

男はもちろん、誰もこれを見てはいけません。見たら死ぬと信じられています。

禁じられたのは見ることです。

見ると死ぬ踊りの伝承地域

公的データベースの地域欄は沖縄県までで、市郡までは示されていません。

論文名は調査地を宮古群島来間島と書いています。

来間島(くりまじま)

論文名が示す調査地

地図で開く

来間島の所在地:沖縄県宮古島市

報告は国立民族学博物館の研究報告別冊によります。

宮古島の南西にある小さな島です。

見ると死ぬ踊りの正体と考えられているもの

見ると死ぬ踊りは、見ることを禁じられた神事です

妖怪が出るわけではありません。 語られているのは、装いと、場と時、そして見てはいけないことです。

司という女性の祭祀者が担うところが、沖縄の信仰の形を示します。

見ると死ぬ踊りが登場する作品

見ると死ぬ踊りを単独で扱った本は見当たりません。読めるのは博物館の研究報告です。

見てはいけない神事は各地にあり、男を遠ざける形をとることが多くあります。

見ると死ぬ踊りが登場する報告書

国立民族学博物館研究報告別冊

国立民族学博物館が出した報告です。1986年の号に来間島の儀礼と口承伝承が載ります。

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見ると死ぬ踊りについてよくある質問

見ると死ぬ踊りとは何ですか。

沖縄県宮古の来間島で、司たちが月夜の海浜で舞ったとされる神事です。

誰が踊るのですか。

司達と記録されています。

なぜ見てはいけないのですか。

見たら死ぬと信じられているからです。

司とは何ですか。

沖縄で祭祀をつかさどる女性のことです。

見ると死ぬ踊りと併せて覚えたい言葉・用語

(つかさ)

沖縄で祭祀をつかさどる女性のことです。

拝所(うがんじょ)

神をまつる聖なる場所です。

来間島(くりまじま)

宮古島の南西にある小さな島です。

見ると死ぬ踊りの参考資料

この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。

  1. 国際日本文化研究センター「見ると死ぬ踊り」