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沖縄県

キデイムヌ(きでぃむぬ)とはどんな妖怪か|姿と伝承

キデイムヌ  / キデイムヌ

そのほか 各地の伝説

沖縄県与那国町で、辻に居るとされ、石敢当を建てて病人の魂を守ったという木の魔物。

キデイムヌの姿を描いた図

Tokyo-Good 「東崎の灯台(沖縄県八重山郡与那国町)」 2019年 / CC BY-SA 出典

キデイムヌとはどんな妖怪か

キデイムヌはひとことで言えば、辻に居るとされた木の魔物です。沖縄県八重山郡与那国町の話です。

国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースは、伊藤良吉八重山与那国島の葬制・墓制」(『フォクロア』伊勢民俗学会、1973年)を典拠に、病人の出た家の前の道が十字路かT字路になっていると石敢当を建てることがある。こうした場所には木の魔物がいるのでそれらから病人の魂を守るためであると記します。

建てる条件が決まっています。

建てるのは、病人の出た家の前十字路かT字路のときです。

キデイムヌの漢字表記と読み方

読みは「キデイムヌ」です。

「ムヌ」は沖縄の言葉で、もの、魔物を指します。

「石敢当」は、沖縄や南九州で辻に建てられる魔よけの石です。

十字路やT字路は、魔が真っ直ぐ入ってくる形とされます。

キデイムヌ(きでぃむぬ)

日文研データベースが示す呼称。

石敢当(いしがんとう)

辻に建てて魔を防ぐとされる石標です。

キデイムヌの姿と特徴

キデイムヌの姿は、記録に短く書かれています。

居るとされる場所 … 十字路かT字路。
何であるか … 木の魔物。
建てるもの … 石敢当。
建てる条件 … 病人の出た家の前の道が十字路かT字路になっているとき。
建てる目的 … 病人の魂を守るため。

姿かたちは書かれていません。

キデイムヌの伝承記録

  1. 辻に建てる石
  2. 木の魔物
  3. 守るのは魂

辻に建てる石

病人の出た家の前の道が十字路かT字路になっていると石敢当を建てることがあります。

建てる条件が定まっています。

木の魔物

こうした場所には木の魔物がいるといいます。

居場所がとされます。

守るのは魂

それらから病人の魂を守るためです。

守る対象はではなくでした。

キデイムヌの伝承地域

公的データベースの地域欄は沖縄県八重山郡与那国町を示します。

与那国島は日本の最西端にあたり、独自の言葉と行事が残ります。

与那国島(よなぐにじま)

日文研データベースが示す伝承地域

地図で開く

与那国島の所在地:沖縄県八重山郡与那国町

報告は伊勢民俗学会のフォクロアによります。

日本の最西端にあたる島です。

キデイムヌの正体と考えられているもの

キデイムヌは、辻に居るとされた魔物です

姿を見たという話ではありません。 語られているのは、居るとされる場所と、石敢当を建てるという手立てです。

守られるのは病人の魂でした。

キデイムヌが登場する作品

キデイムヌを単独で扱った本は見当たりません。読めるのは伊勢民俗学会の雑誌です。

石敢当は沖縄や南九州の辻に多く建てられ、いまも見ることができます。

キデイムヌが登場する学会誌

フォクロア

伊勢民俗学会が出した雑誌です。1973年の号に八重山与那国島の葬制・墓制が載ります。

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キデイムヌについてよくある質問

キデイムヌとは何ですか。

沖縄県与那国町で、辻に居るとされた木の魔物です。

石敢当とは何ですか。

辻に建てて魔を防ぐとされる石標です。

いつ建てるのですか。

病人の出た家の前の道が十字路かT字路になっているときと記録されています。

何を守るのですか。

病人の魂を守るためと記されています。

キデイムヌと併せて覚えたい言葉・用語

石敢当(いしがんとう)

沖縄や南九州で辻に建てられる魔よけの石標です。

ムヌ(むぬ)

沖縄の言葉で、もの、魔物を指します。

与那国島(よなぐにじま)

沖縄県八重山郡の島。日本の最西端です。

キデイムヌの参考資料

この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。

  1. 国際日本文化研究センター「キデイムヌ」