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岡山県

ねじれ松(ねじれまつ)とはどんな妖怪か|姿と伝承

ねじれ松  / ネジレマツ

そのほか 各地の伝説

岡山県真庭市で、争いに敗れた竜が締めつけてねじれたとされ、切ると祟るという松。

ねじれ松の姿を描いた図

Reggaeman 「蒜山高原から見た上蒜山と中蒜山(岡山県真庭市)」 2008年 / CC BY-SA 3.0 出典

ねじれ松とはどんな妖怪か

ねじれ松はひとことで言えば、竜の跡が残った木です。岡山県真庭市の話です。

国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースは、大内尚樹松の民俗伝承」(『あしなか』通巻105号、山村民俗の会、1967年、10頁)を典拠に、蒜山に住む竜が川の主との争いに敗れて逃げ出し松の木によじ登ったため、松は竜に締めつけられてねじれてしまった。この松はねじれ松、ミサキ松、一本松などと呼ばれ、切ると祟りがあると言われていると記します。

負けたほうの跡です。

竜は争いに敗れて逃げ、登った松に跡を残しました。 その木を切れば祟るとされます。

ねじれ松の漢字表記と読み方

読みは「ねじれまつ」です。

「ミサキ」は中国地方で、祟る霊や神を指す言葉です。 呼び名にその語が入っています。

蒜山は岡山県北部の高原で、大山のふもとにあたります。

この図鑑には切ると祟る木の話をいくつか収めています。どれも切らない理由が語り継がれています。

ねじれ松(ねじれまつ)

日文研データベースが示す呼称。

ミサキ松(みさきまつ)

同じ木の別の呼び方として記録されています。

一本松(いっぽんまつ)

同じ木の別の呼び方として記録されています。

ねじれ松の姿と特徴

ねじれ松の姿は、記録に短く書かれています。

もの … 松の木。
ねじれた理由 … 竜に締めつけられたため。
竜の来歴 … 蒜山に住み、川の主との争いに敗れて逃げた。
呼び名 … ねじれ松、ミサキ松、一本松。
してはいけないこと … 切ること。
切るとどうなるか … 祟りがある。

木の高さや太さは書かれていません。

ねじれ松の伝承記録

  1. 川の主に敗れる
  2. 松に登る
  3. 切ると祟る

川の主に敗れる

蒜山に住む竜が、川の主との争いに敗れて逃げ出しました。

竜のほうが負けています。

松に登る

逃げた竜は松の木によじ登りました。そのため松は竜に締めつけられてねじれてしまいました。

跡が木の形として残りました。

切ると祟る

この松はねじれ松、ミサキ松、一本松などと呼ばれ、切ると祟りがあると言われています。

呼び名が三つあります。

ねじれ松の伝承地域

公的データベースの地域欄は岡山県真庭市を示します。

蒜山は真庭市の北部にあたり、鳥取県との境に近い高原です。

蒜山(ひるぜん)

日文研データベースが示す伝承地域

地図で開く

蒜山の所在地:岡山県真庭市

報告は山村民俗の会のあしなかによります。

岡山県北部の高原で、大山隠岐国立公園に含まれます。

ねじれ松の正体と考えられているもの

ねじれ松は、竜が締めつけた跡とされる松です

竜そのものは去っています。 残っているのは、ねじれた木切ってはいけないという言い伝えです。

「ミサキ」の名は、祟る霊を指す中国地方の言葉です。

ねじれ松が登場する作品

ねじれ松を単独で扱った本は見当たりません。読めるのは山村民俗の会の雑誌です。

切ると祟る木の話は各地にあり、道路や工事の際に語り直されることがあります。

ねじれ松が登場する雑誌

あしなか

山村民俗の会が出した雑誌です。1967年の号に松の民俗伝承が載ります。

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ねじれ松についてよくある質問

ねじれ松とは何ですか。

岡山県真庭市で、竜に締めつけられてねじれたと語られる松です。

なぜねじれたのですか。

川の主との争いに敗れた竜が松によじ登り、締めつけたためと記録されています。

ほかの呼び名はありますか。

ミサキ松、一本松とも呼ばれると記録されています。

切ってもよいのですか。

切ると祟りがあると言われています。

ねじれ松と併せて覚えたい言葉・用語

ミサキ(みさき)

中国地方で、祟る霊や神を指す言葉です。

蒜山(ひるぜん)

岡山県真庭市北部の高原の名です。

川の主(かわのぬし)

川に住むとされた大蛇や竜のことです。

ねじれ松の参考資料

この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。

  1. 国際日本文化研究センター「川の主,竜,一本松」