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長崎県

ヤブサ様(やぶささま)とはどんな妖怪か|姿と伝承

ヤブサ様  / ヤブササマ

神になった妖怪 各地の伝説

長崎県平戸市堤で、日高氏が屋敷内の竹藪に祀る、たいへん怒りっぽく、そばを通ると咎める神。

ヤブサ様の姿を描いた図

Ackeyyama 「堤町(長崎県平戸市堤町)」 2024年 / CC0 出典

ヤブサ様とはどんな妖怪か

ヤブサ様は、竹藪にいる怒りっぽい神です。長崎県平戸市堤町の話です。

国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースは、井之口章次ヤボサ―長崎県平戸周辺―」(『西郊民俗』西郊民俗談話会、1961年)を典拠に、堤の日高氏ではヤブサ様を祀っている。屋敷内の竹が生えたヤボにあり、エツトハラカク(非常に怒りっぽい)神様で、そばを通ると咎められると記します。

場所は屋敷の中です。

祀られているのは屋敷内の竹が生えたヤボ、つまり竹藪でした。

この図鑑にはヤコ様(長崎)も収めています。

ヤブサ様の漢字表記と読み方

読みは「やぶささま」です。

「エツトハラカク」は、非常に怒りっぽいという意味の土地の言葉です。

「ヤボ」は藪のことです。

論文名の「ヤボサ」は、平戸周辺での同じものの呼び名です。

この図鑑にはヤコ様(長崎)も収めています。

ヤブサ様(やぶささま)

日文研データベースが示す呼称。

ヤボサ(やぼさ)

論文名が使う、平戸周辺での呼び名です。

エツトハラカク(えつとはらかく)

記録が括弧で「非常に怒りっぽい」と添える土地の言葉です。

ヤブサ様の姿と特徴

ヤブサ様のことは、記録に短く書かれています。

祀る家 … 堤の日高氏。
あるところ … 屋敷内の竹が生えたヤボ。
その性質 … エツトハラカク。
その意味 … 非常に怒りっぽい。
そばを通ると … 咎められる。

ヤブサ様の姿は書かれていません。

ヤブサ様の伝承記録

  1. 日高氏が祀る
  2. 屋敷内の竹藪
  3. そばを通ると咎める

日高氏が祀る

堤の日高氏ではヤブサ様を祀っています。

祀るのは一つの家です。

屋敷内の竹藪

屋敷内の竹が生えたヤボにあります。

場所は家の中の藪です。

そばを通ると咎める

エツトハラカク(非常に怒りっぽい)神様で、そばを通ると咎められます。

咎めは通るだけで起きます。

ヤブサ様の伝承地域

公的データベースの地域欄は長崎県平戸市堤町を示します。

論文名は長崎県平戸周辺を範囲としています。

堤(つつみ)

日文研データベースが示す伝承地域

地図で開く

堤の所在地:長崎県平戸市堤町

報告は西郊民俗談話会の西郊民俗によります。

平戸島の町の一つです。

ヤブサ様の正体と考えられているもの

ヤブサ様は、家の屋敷神とされた藪の神です

社にはいません。 語られているのは、誰が祀るかと、どこにいるか、そしてそばを通るとどうなるかです。

平戸周辺ではヤボサとも呼ばれ、藪に祀る形が共通します。

この図鑑にはヤコ様(長崎)も収めています。

ヤブサ様が登場する作品

ヤブサ様を単独で扱った本は見当たりません。読めるのは民俗談話会の雑誌です。

屋敷の藪に神を祀る形は九州北部に広く、家ごとに受け継がれます。

ヤブサ様が登場する学会誌

西郊民俗

西郊民俗談話会が出した雑誌です。1961年の号にヤボサが載ります。

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ヤブサ様についてよくある質問

ヤブサ様とは何ですか。

長崎県平戸市堤で、日高氏が屋敷内の竹藪に祀るとされた神です。

どんな神ですか。

非常に怒りっぽい神様だといいます。

そばを通るとどうなりますか。

咎められると記録されています。

ヤボサとは何ですか。

平戸周辺での同じものの呼び名です。

ヤブサ様と併せて覚えたい言葉・用語

エツトハラカク(えつとはらかく)

非常に怒りっぽいという意味の平戸の言葉です。

ヤボ(やぼ)

藪のことです。

堤町(つつみちょう)

長崎県平戸市の町の名です。

ヤブサ様の参考資料

この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。

  1. 国際日本文化研究センター「ヤブサ様」