長崎県平戸市堤で、日高氏が屋敷内の竹藪に祀る、たいへん怒りっぽく、そばを通ると咎める神。

ヤブサ様とはどんな妖怪か
ヤブサ様は、竹藪にいる怒りっぽい神です。長崎県平戸市堤町の話です。
国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースは、井之口章次「ヤボサ―長崎県平戸周辺―」(『西郊民俗』西郊民俗談話会、1961年)を典拠に、堤の日高氏ではヤブサ様を祀っている。屋敷内の竹が生えたヤボにあり、エツトハラカク(非常に怒りっぽい)神様で、そばを通ると咎められると記します。
場所は屋敷の中です。
祀られているのは屋敷内の竹が生えたヤボ、つまり竹藪でした。
この図鑑にはヤコ様(長崎)も収めています。
ヤブサ様の漢字表記と読み方
読みは「やぶささま」です。
「エツトハラカク」は、非常に怒りっぽいという意味の土地の言葉です。
「ヤボ」は藪のことです。
論文名の「ヤボサ」は、平戸周辺での同じものの呼び名です。
この図鑑にはヤコ様(長崎)も収めています。
ヤブサ様(やぶささま)
日文研データベースが示す呼称。
ヤボサ(やぼさ)
論文名が使う、平戸周辺での呼び名です。
エツトハラカク(えつとはらかく)
記録が括弧で「非常に怒りっぽい」と添える土地の言葉です。
ヤブサ様の姿と特徴
ヤブサ様のことは、記録に短く書かれています。
祀る家 … 堤の日高氏。
あるところ … 屋敷内の竹が生えたヤボ。
その性質 … エツトハラカク。
その意味 … 非常に怒りっぽい。
そばを通ると … 咎められる。
ヤブサ様の姿は書かれていません。
ヤブサ様の伝承記録
日高氏が祀る
堤の日高氏ではヤブサ様を祀っています。
祀るのは一つの家です。
屋敷内の竹藪
屋敷内の竹が生えたヤボにあります。
場所は家の中の藪です。
そばを通ると咎める
エツトハラカク(非常に怒りっぽい)神様で、そばを通ると咎められます。
咎めは通るだけで起きます。
ヤブサ様の伝承地域
公的データベースの地域欄は長崎県平戸市堤町を示します。
論文名は長崎県平戸周辺を範囲としています。
ヤブサ様の正体と考えられているもの
ヤブサ様は、家の屋敷神とされた藪の神です。
社にはいません。 語られているのは、誰が祀るかと、どこにいるか、そしてそばを通るとどうなるかです。
平戸周辺ではヤボサとも呼ばれ、藪に祀る形が共通します。
この図鑑にはヤコ様(長崎)も収めています。
ヤブサ様が登場する作品
ヤブサ様を単独で扱った本は見当たりません。読めるのは民俗談話会の雑誌です。
屋敷の藪に神を祀る形は九州北部に広く、家ごとに受け継がれます。
ヤブサ様が登場する学会誌
西郊民俗
西郊民俗談話会が出した雑誌です。1961年の号にヤボサが載ります。
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ヤブサ様についてよくある質問
ヤブサ様とは何ですか。
長崎県平戸市堤で、日高氏が屋敷内の竹藪に祀るとされた神です。
どんな神ですか。
非常に怒りっぽい神様だといいます。
そばを通るとどうなりますか。
咎められると記録されています。
ヤボサとは何ですか。
平戸周辺での同じものの呼び名です。
ヤブサ様と併せて覚えたい言葉・用語
エツトハラカク(えつとはらかく)
非常に怒りっぽいという意味の平戸の言葉です。
ヤボ(やぼ)
藪のことです。
堤町(つつみちょう)
長崎県平戸市の町の名です。
ヤブサ様の参考資料
この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。