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長崎県

マショドコ(ましょどこ)とはどんな妖怪か|姿と伝承

マショドコ  / マショドコ

水の妖怪 各地の伝説

長崎県対馬市上県町で、笠山の小川の上流にあり、祟るのでその水を飲まないとされた場所。

マショドコの姿を描いた図

Ackeyyama 「対馬市立久原小・中学校跡(長崎県対馬市)」 2017年 / CC BY-SA 4.0 出典

マショドコとはどんな妖怪か

マショドコはひとことで言えば、水を飲まない場所です。長崎県対馬市上県町の話です。

国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースは、永留久恵対馬における蛇神の伝説」(『日本民俗学』日本民俗学会、1979年)を典拠に、鹿見から坂を越した所にある笠山の小川は上流に魔性所があって祟りがあるからといいその水を飲まない。その魔性所の字をシラエというと記します。

場所に名が付いています。

魔性所そのものの字が「シラエ」と呼ばれていました。

マショドコの漢字表記と読み方

読みは「ましょどこ」です。

「マショ」は魔性、「ドコ」は所と読めます。

「字」は、村の中の小さな区画に付けられた地名です。

論文名が「対馬における蛇神の伝説」であることから、蛇の信仰の中で語られたと分かります。

マショドコ(ましょどこ)

日文研データベースが示す呼称。

魔性所(ましょうどころ)

記録が当てている漢字です。

シラエ(しらえ)

その場所の字の名です。

マショドコの姿と特徴

マショドコの話は、記録に短く書かれています。

あるところ … 鹿見から坂を越した所にある笠山。
そこにあるもの … 小川。
その上流 … 魔性所。
言われていること … 祟りがある。
するまいとすること … その水を飲まない。
その字の名 … シラエ。

祟るものの姿は書かれていません。

マショドコの伝承記録

  1. 笠山の小川
  2. 上流の魔性所
  3. 水を飲まない
  4. シラエという字

笠山の小川

鹿見から坂を越した所にある笠山に小川があります。

坂を越した先です。

上流の魔性所

その小川は上流に魔性所があって祟りがあるといいます。

恐れられたのは上流でした。

水を飲まない

祟りがあるからといい、その水を飲みません。

避け方は飲まないことです。

シラエという字

その魔性所の字をシラエといいます。

場所にが付いています。

マショドコの伝承地域

公的データベースの地域欄は長崎県対馬市上県町を示します。

記録は鹿見から坂を越した所と、道順で場所を示しています。

笠山(かさやま)

日文研データベースが示す伝承地域

地図で開く

笠山の所在地:長崎県対馬市上県町

報告は日本民俗学会の日本民俗学によります。

記録は鹿見から坂を越した所と書いています。

マショドコの正体と考えられているもの

マショドコは、祟ると言われた水の上流です

姿を持つものは出てきません。 語られているのは、飲まないという一点だけです。

論文が蛇神の伝説を扱っていることから、水の主の信仰と結びついた話と読めます。

マショドコが登場する作品

マショドコを単独で扱った本は見当たりません。読めるのは民俗学会の雑誌です。

上流の水を飲まない習わしは各地にあり、水の主をまつる話と結びついて語られます。

マショドコが登場する学会誌

日本民俗学

日本民俗学会が出した雑誌です。1979年の号に対馬における蛇神の伝説が載ります。

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マショドコについてよくある質問

マショドコとは何ですか。

長崎県対馬市上県町で、祟るとされた笠山の小川の上流です。

なぜ水を飲まないのですか。

上流に魔性所があって祟りがあるからといいます。

シラエとは何ですか。

その魔性所の字の名です。

どこにあるのですか。

鹿見から坂を越した所にある笠山と記録されています。

マショドコと併せて覚えたい言葉・用語

(あざ)

村の中の小さな区画に付けられた地名です。

魔性(ましょう)

魔物の性質のことです。

蛇神(じゃしん)

蛇を神としてまつる信仰です。

マショドコの参考資料

この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。

  1. 国際日本文化研究センター「マショドコ,シラエ」