宮崎県宮崎市青島で、島の神使とされ、不浄があると庄屋の家へ飛んで鳴いたという鳥。

Naokijp 「青島神社の拝殿(宮崎県宮崎市青島)」 2019年 / CC BY-SA 4.0 出典
都鳥とはどんな妖怪か
都鳥は、知らせに来る鳥です。宮崎県宮崎市青島の話です。
国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースは、百井塘雨「笈埃随筆」(『日本随筆大成第二期』吉川弘文館、1974年)を典拠に、日向国青島には昔から雌雄の都鳥が棲んでいるが、これは島の神使とされる。此島は霊島であるからか、もしも溺死体が島に流れつくなどの不浄があると、この鳥が庄屋の家に飛んできて鳴くというと記します。
行き先が決まっています。
知らせに飛んでいく先は庄屋の家でした。
都鳥の漢字表記と読み方
読みは「みやこどり」です。
「神使」は、神の使いとされる生き物のことです。
「霊島」は、神の宿る島という意味です。
「庄屋」は、村を治めた家のことです。
都鳥(みやこどり)
日文研データベースが示す呼称。
青島の神使(あおしまのしんし)
記録が示す、この鳥の役目です。
都鳥の姿と特徴
都鳥の様子は、記録に短く書かれています。
棲んでいるところ … 日向国青島。
いつから … 昔から。
その数 … 雌雄の二羽。
その役目 … 島の神使。
この島 … 霊島。
知らせるとき … 溺死体が島に流れつくなどの不浄があったとき。
すること … 庄屋の家に飛んできて鳴く。
鳥の色は書かれていません。
都鳥の伝承記録
青島の雌雄二羽
日向国青島には昔から雌雄の都鳥が棲んでいます。
数は二羽です。
島の神使
これは島の神使とされます。
役目が決まっています。
不浄があると
溺死体が島に流れつくなどの不浄があると知らせます。
知らせるのは穢れです。
庄屋の家で鳴く
この鳥が庄屋の家に飛んできて鳴くといいます。
行き先は村を治める家でした。
都鳥の伝承地域
公的データベースの地域欄は宮崎県宮崎市青島を示します。
記録は日向国青島と昔の国名で書いています。
都鳥の正体と考えられているもの
都鳥は、島の神の使いとされた鳥です。
害をなすものではありません。 語られているのは、何を知らせるかと、どこへ知らせるかです。
穢れを人に伝える役目が、神使という言い方に表れています。
都鳥が登場する作品
都鳥を単独で扱った本は見当たりません。読めるのは日本随筆大成に収められた笈埃随筆です。
神の使いとされる生き物は各地の社に定められ、鹿・鳩・狐などが知られます。
都鳥が登場する随筆
笈埃随筆
百井塘雨の随筆。日本随筆大成第二期に収められています。
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都鳥についてよくある質問
都鳥とは何ですか。
宮崎県宮崎市青島で、島の神使とされた雌雄二羽の鳥です。
何を知らせるのですか。
溺死体が島に流れつくなどの不浄があったときと記録されています。
どこへ知らせるのですか。
庄屋の家に飛んできて鳴くといいます。
神使とは何ですか。
神の使いとされる生き物のことです。
都鳥と併せて覚えたい言葉・用語
神使(しんし)
神の使いとされる生き物のことです。
霊島(れいとう)
神の宿る島という意味です。
庄屋(しょうや)
村を治めた家のことです。
都鳥の参考資料
この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。