宮城県柴田町で、近くの木を焚き木にすると火事になるとされた火伏せの神。

コバハラさんとはどんな妖怪か
コバハラさんはひとことで言えば、火を防ぐ神の木です。宮城県柴田郡柴田町の話です。
国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースは、國學院大學民俗学研究会「宮城県柴田郡柴田町葉坂・成田・海老穴・小成田」(『民俗採訪』平成4年度号、1995年、59頁)を典拠に、コバハラさんは火伏せの神様なので、近くの木を伐って焚き木にしてはならないという。話者の幼い頃、コバハラさんの木を盗んだ家が火事になったのを見たことがあると記します。
火を防ぐ神が、火事を起こしています。
守る神と、罰する神が同じです。 条件は木を盗むことでした。
コバハラさんの漢字表記と読み方
読みは「こばはらさん」です。
火伏せは、火事を防ぐことを指す言い方です。 秋葉信仰や愛宕信仰と結び付きます。
禁じられているのは近くの木を伐って焚き木にすることです。
どれも木や山を守ります。
コバハラさん(こばはらさん)
日文研データベースが示す呼称。
火伏せの神(ひぶせのかみ)
記録が示す性格です。
コバハラさんの姿と特徴
コバハラさんに姿はありません。記録にあるのは、性格と、見た出来事です。
性格 … 火伏せの神様。
禁じられたこと … 近くの木を伐って焚き木にすること。
破った人 … コバハラさんの木を盗んだ家。
起きたこと … 火事になった。
見た人 … 話者。
時期 … 話者の幼い頃。
姿を見たという記述はありません。
コバハラさんの伝承記録
火伏せの神
コバハラさんは、火伏せの神様です。
火事を防ぐ神として祀られています。
木を伐ってはならない
近くの木を伐って焚き木にしてはならないといいます。
燃やすためには使えません。
火を防ぐ神の木を、火にくべないということです。
盗んだ家が焼ける
話者の幼い頃、コバハラさんの木を盗んだ家が火事になったのを見たことがあります。
聞いた話ではありません。
見たと書かれています。
コバハラさんの伝承地域
公的データベースの地域欄は宮城県柴田郡柴田町を示します。
柴田町は白石川ぞいにあり、桜堤で知られます。
コバハラさんの正体と考えられているもの
コバハラさんは、木で守り、木で罰する神です。
祟りという語は使われていません。 記されているのは、火事になったということだけです。
それでも、見た人がいます。
この図鑑には火伏せの神にまつわる話をほかにも収めています。
コバハラさんが登場する作品
コバハラさんを単独で扱った本は見当たりません。読めるのは調査報告です。
社の木を伐ってはならないという決まりは各地にあり、破った家の話が付きます。この図鑑には火伏せの神にまつわる話をほかにも収めています。
コバハラさんが登場する調査報告
民俗採訪
國學院大學民俗学研究会の調査報告です。平成4年度号に載ります。
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コバハラさんについてよくある質問
コバハラさんとは何ですか。
宮城県柴田町で祀られている火伏せの神です。
何が禁じられていますか。
近くの木を伐って焚き木にしてはならないとされます。
破るとどうなりますか。
木を盗んだ家が火事になったと記録されています。
火伏せとは何ですか。
火事を防ぐことを指す言い方です。
コバハラさんと併せて覚えたい言葉・用語
火伏せ(ひぶせ)
火事を防ぐことを指す言い方です。
焚き木(たきぎ)
燃やすために切った木のことです。
柴田町(しばたまち)
宮城県柴田郡の町。桜堤で知られます。
コバハラさんの参考資料
この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。