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三重県

彌山大神(みやまおおかみ)とはどんな妖怪か|姿と伝承

彌山大神  / ミヤマオオカミ

神になった妖怪 各地の伝説

三重県北牟婁郡で、大台ヶ原の山中に現れ、魔性の女から人を救ったという神。

彌山大神の姿を描いた図

Alpsdake 「桧塚から見た大台ヶ原(三重県)」 2020年 / CC BY-SA 4.0 出典

彌山大神とはどんな妖怪か

彌山大神は、助けに来た神です。三重県北牟婁郡の話です。

国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースは、吉野山人大台ヶ原山中の怪異」(『旅と伝説』三元社、1928年)を典拠に、ある夜、突然女が現れ、飯と酒を要求した。そこへもう一人女が現れ、にらみ合うが、やがて後から来た女は帰り、老人を連れてきた。魔性の女から救うために女神と彌山大神が現れたのだというと記します。

二人の女が並びます。

先に来たのが魔性の女、後から来たのが女神でした。

彌山大神の漢字表記と読み方

読みは「みやまおおかみ」です。

「彌山」は大台ヶ原・大峰の山の名に用いられる字です。

「魔性」は、魔物の性質のことです。

「大台ヶ原」は三重と奈良の境にある高地です。

彌山大神(みやまおおかみ)

日文研データベースが示す呼称。

弥山大神(みせんおおかみ)

新字で書いた形です。

彌山大神の姿と特徴

彌山大神の現れ方は、記録に順を追って書かれています。

いつ … ある夜。
先に現れたもの … 突然の女。
その要求 … 飯と酒。
次に現れたもの … もう一人の女。
その様子 … にらみ合う。
そのあと … 後から来た女は帰った。
連れてきたもの … 老人。
その正体 … 女神と彌山大神。
その目的 … 魔性の女から救うため。

神の姿かたちは、老人とだけ書かれています。

彌山大神の伝承記録

  1. 飯と酒を求める女
  2. もう一人の女
  3. 老人を連れてくる
  4. 女神と彌山大神

飯と酒を求める女

ある夜、突然女が現れ、飯と酒を要求しました。

求めたのは食べ物です。

もう一人の女

そこへもう一人女が現れ、にらみ合いました。

向き合ったのは女どうしです。

老人を連れてくる

やがて後から来た女は帰り、老人を連れてきました。

呼びに行っています。

女神と彌山大神

魔性の女から救うために女神と彌山大神が現れたのだといいます。

助け手は二柱でした。

彌山大神の伝承地域

公的データベースの地域欄は三重県北牟婁郡を示します。

論文名の大台ヶ原山中の怪異は、この高地の話を集めたものです。

大台ヶ原(おおだいがはら)

日文研データベースが示す伝承地域

地図で開く

大台ヶ原の所在地:三重県北牟婁郡

報告は三元社の旅と伝説によります。

三重と奈良の境にある高地です。

彌山大神の正体と考えられているもの

彌山大神は、魔性の女から人を救ったとされる神です

害をなす側ではありません。 語られているのは、呼ばれて来たことと、救ったことです。

老人の姿で現れたという点が、山の神の姿の型にあたります。

彌山大神が登場する作品

彌山大神を単独で扱った本は見当たりません。読めるのは戦前の伝説雑誌です。

山の神が老人の姿で現れる話は各地にあり、迷った者を助ける形をとります。

彌山大神が登場する雑誌

旅と伝説

三元社が出した伝説の雑誌です。1928年の号に大台ヶ原山中の怪異が載ります。

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彌山大神についてよくある質問

彌山大神とは何ですか。

三重県北牟婁郡の大台ヶ原で、人を救ったと語られる神です。

何が起きたのですか。

飯と酒を求める女が現れ、もう一人の女とにらみ合ったと記録されています。

老人とは誰ですか。

彌山大神とされます。

救ったのは誰からですか。

魔性の女からといいます。

彌山大神と併せて覚えたい言葉・用語

大台ヶ原(おおだいがはら)

三重と奈良の境にある高地です。

魔性(ましょう)

魔物の性質のことです。

北牟婁(きたむろ)

三重県南部の郡の名です。

彌山大神の参考資料

この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。

  1. 国際日本文化研究センター「彌山大神,女神,女」