京都市山科区で、文政10年に生まれたという6本足の犬。前足2本・後ろ足4本、尾は1つで肛門は2つ。

Asturio Cantabrio 「琵琶湖疏水の桜(京都府京都市山科区)」 2019年 / CC BY-SA 4.0 出典
六足狗とはどんな妖怪か
六足狗は、足が六本あったという犬です。京都府京都市山科区の話です。
国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースは、滝沢馬琴「兎園小説外集」(『日本随筆大成第二期』吉川弘文館、1974年)を典拠に、文政10年3月11日に、山城州宇治郡山科郷花山村に住んでいた庄右衛門が飼っていた犬が6本足の犬を産んだ。前足2本・後ろ足4本、尾は1つで肛門は2つあったと記します。
数え方まで書かれています。
足は前足2本・後ろ足4本、尾は一つで肛門は二つでした。
この図鑑には件(各地)も収めています。
六足狗の漢字表記と読み方
読みは「ろくそくいぬ」です。
「狗」は犬のことです。
「文政10年」は1827年にあたります。
「山城州」はいまの京都府南部にあたる国の言い方です。
この図鑑には件(各地)も収めています。
六足狗(ろくそくいぬ)
日文研データベースが示す呼称。
兎園小説外集(とえんしょうせつがいしゅう)
論文名です。
六足狗の姿と特徴
六足狗の話は、記録に短く書かれています。
その日 … 文政10年3月11日。
その場所 … 山城州宇治郡山科郷花山村。
その人 … 庄右衛門。
産んだもの … 飼っていた犬。
生まれたもの … 6本足の犬。
その前足 … 2本。
その後ろ足 … 4本。
その尾 … 1つ。
その肛門 … 2つ。
その後どうなったかは書かれていません。
六足狗の伝承記録
文政十年の春
文政10年3月11日のことです。
日付がはっきりしています。
花山村の庄右衛門
山城州宇治郡山科郷花山村に住んでいた庄右衛門が犬を飼っていました。
飼い主の名が書かれています。
六本足で生まれる
その犬が6本足の犬を産みました。前足2本・後ろ足4本、尾は1つで肛門は2つありました。
多かったのは後ろ足です。
六足狗の伝承地域
公的データベースの地域欄は京都府、市郡名の欄は京都市、区町村名の欄は山科区を示します。
記録の山城州宇治郡山科郷花山村は、いまの山科区にあたります。
六足狗の正体と考えられているもの
六足狗は、足が六本あったという犬です。
怪しいふるまいは書かれていません。 語られているのは、いつどこで生まれたかと、どこがいくつあったかです。
日付と土地と飼い主の名を添えて数を数えるところが、見世物の記録に近い書きぶりです。
この図鑑には件(各地)も収めています。
六足狗が登場する作品
六足狗を単独で扱った本は見当たりません。読めるのは随筆を集めた叢書です。
足の数が多い獣の記録は江戸のころに多く、瓦版や見世物として伝えられました。
六足狗が登場する随筆
日本随筆大成第二期
吉川弘文館が1974年に出した叢書です。滝沢馬琴の兎園小説外集を収めます。
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六足狗についてよくある質問
六足狗とは何ですか。
京都市山科区で、文政十年に生まれたという六本足の犬です。
いつのことですか。
文政十年三月十一日、いまの1827年にあたります。
足はどうなっていましたか。
前足2本・後ろ足4本と記録されています。
ほかに変わったところは。
尾は1つで肛門は2つあったといいます。
六足狗と併せて覚えたい言葉・用語
狗(いぬ)
犬のことです。
山城(やましろ)
いまの京都府南部にあたる国の名です。
文政(ぶんせい)
1818年から1830年までの年号です。
六足狗の参考資料
この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。