京都府亀岡市の二つの塚。節分の晩に雄鶏が鳴き、掘ろうとすると白羽の矢が飛んできた。

黄金の鶏とはどんな妖怪か
黄金の鶏は、塚に埋められた鶏です。京都府亀岡市の話です。
国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースは、田中勝雄「丹波国船井郡の動物伝説」(『旅と伝説』三元社、1939年)を典拠に、2つの並んだ塚に雌雄の鶏が埋められていて、節分の晩に雄鶏が鳴くと記します。
掘らせません。
この鶏は黄金で出来ているが、掘り出そうとすると白羽の矢が飛んできて掘ることが出来なかったというと結ばれます。
この図鑑には竹伐狸(京都)も収めています。
黄金の鶏の漢字表記と読み方
読みは「おうごんのとり」です。
データベースの呼称欄は「黄金の鶏,白羽の矢」と二つを並べています。
「節分」は、立春の前の日のことです。
「雌雄」は、めすとおすのことです。
この図鑑には竹伐狸(京都)も収めています。
黄金の鶏(おうごんのとり)
データベースの呼称欄は「黄金の鶏,白羽の矢」と示します。
白羽の矢(しらはのや)
記録が示す、掘ろうとすると飛んでくるものです。
黄金の鶏の姿と特徴
黄金の鶏の話は、記録に短く書かれています。
その場所 … 2つの並んだ塚。
埋められているもの … 雌雄の鶏。
鳴くとき … 節分の晩。
鳴くもの … 雄鶏。
その材 … 黄金で出来ている。
掘り出そうとすると … 白羽の矢が飛んでくる。
その結果 … 掘ることが出来なかった。
塚の大きさは書かれていません。
黄金の鶏の伝承記録
二つ並んだ塚
2つの並んだ塚に雌雄の鶏が埋められています。
埋まっているのはつがいです。
節分の晩に鳴く
節分の晩に雄鶏が鳴きます。
鳴くのは年に一度です。
黄金でできている
この鶏は黄金で出来ています。
できているのは金です。
白羽の矢が飛ぶ
掘り出そうとすると白羽の矢が飛んできて掘ることが出来なかったといいます。
止めるのは矢です。
黄金の鶏の伝承地域
公的データベースの地域欄は京都府、市郡名の欄は亀岡市を示します。
報告の題は旧国郡名で丹波国船井郡と書かれています。
黄金の鶏の正体と考えられているもの
黄金の鶏は、塚に埋められた鶏です。
飛び出してくるわけではありません。 語られているのは、鳴く日と、掘ろうとしたときに起きることです。
矢が飛んでくるという形で、掘らせないことだけが繰り返し語られています。
この図鑑には竹伐狸(京都)も収めています。
黄金の鶏が登場する作品
黄金の鶏を単独で扱った本は見当たりません。読めるのは戦前の雑誌の報告です。
塚に埋まった黄金の鶏が元日や節分に鳴く話は全国にあり、掘ると祟るとされます。
黄金の鶏が登場する雑誌
旅と伝説
三元社が出した雑誌です。1939年の号に丹波の動物伝説が載ります。
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黄金の鶏についてよくある質問
黄金の鶏とは何ですか。
京都府亀岡市の二つの塚に埋められているという、黄金でできた鶏です。
いつ鳴きますか。
節分の晩に雄鶏が鳴くといいます。
掘り出せますか。
掘り出そうとすると白羽の矢が飛んできて掘れなかったといいます。
塚はいくつありますか。
二つ並んでいると記録されています。
黄金の鶏と併せて覚えたい言葉・用語
白羽の矢(しらはのや)
白い羽をつけた矢のことです。
節分(せつぶん)
立春の前の日のことです。
丹波(たんば)
今の京都府中部と兵庫県東部にあたる国の名です。
黄金の鶏の参考資料
この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。