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京都府

鳴滝の盲人(なるたきのもうじん)とはどんな妖怪か|姿と伝承

鳴滝の盲人  / ナルタキノモウジン

そのほか 各地の伝説

京都府京都市右京区で、滝に笙を吹き、風水に異声があるといって地震を言い当てた盲人。

鳴滝の盲人の姿を描いた図

Bergmann 「京福電鉄 鳴滝駅(京都府京都市右京区鳴滝)」 2007年 / CC BY 3.0 出典

鳴滝の盲人とはどんな妖怪か

鳴滝の盲人は、音で先を知った人です。京都府京都市右京区の話です。

国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースは、神沢杜口翁草」(『日本随筆大成第三期』吉川弘文館、1978年)を典拠に、洛西鳴滝に城松という盲人がおり、笙が上手であった。滝に向かって吹くと滝の音は聞こえず笙の音のみが聞こえ、人々は不思議がっていた。ある日突然その盲人が、風水に異声がある、里に何か禍事があるといい、愛宕山に止宿した。その夜大地震が起こったと記します。

先に逃げています。

盲人は愛宕山に止宿し、その夜大地震が起こりました。

鳴滝の盲人の漢字表記と読み方

読みは「なるたきのもうじん」です。

「洛西」は京都の西のあたりを指します。

「笙」は竹の管を束ねた雅楽の楽器です。

「禍事」は、わざわい、悪い出来事のことです。

「止宿」は、宿をとって泊まることです。

鳴滝の盲人(なるたきのもうじん)

記録の言い方をもとにした呼称。

城松(じょうまつ)

記録が示すその人の名です。

鳴滝の盲人の姿と特徴

鳴滝の盲人の話は、記録に順を追って書かれています。

その人 … 洛西鳴滝の城松という盲人。
得意なもの … 笙。
したこと … 滝に向かって吹いた。
起きたこと … 滝の音は聞こえず笙の音のみが聞こえた。
人々の反応 … 不思議がっていた。
ある日言ったこと … 風水に異声がある、里に何か禍事がある。
したこと … 愛宕山に止宿した。
その夜 … 大地震が起こった。

盲人の年ごろは書かれていません。

鳴滝の盲人の伝承記録

  1. 滝に笙を吹く
  2. 滝の音が消える
  3. 風水に異声がある
  4. その夜の大地震

滝に笙を吹く

洛西鳴滝に城松という盲人がおり、笙が上手でした。

得意はです。

滝の音が消える

滝に向かって吹くと滝の音は聞こえず笙の音のみが聞こえ、人々は不思議がっていました。

消えたのは滝の音でした。

風水に異声がある

ある日突然その盲人が、風水に異声がある、里に何か禍事があるといいました。

気づいたのはからです。

その夜の大地震

愛宕山に止宿し、その夜大地震が起こりました。

言い当てています

鳴滝の盲人の伝承地域

公的データベースの地域欄は京都府京都市右京区を示します。

記録は洛西鳴滝と書いています。

鳴滝(なるたき)

日文研データベースが示す伝承地域

地図で開く

鳴滝の所在地:京都府京都市右京区鳴滝

報告は吉川弘文館の日本随筆大成によります。

記録は洛西鳴滝と書いています。

鳴滝の盲人の正体と考えられているもの

鳴滝の盲人は、音で先を知ったとされる人です

化けものではありません。 語られているのは、滝の音を消したことと、地震を言い当てたことです。

目が見えないぶん、が鋭かったという読み方ができます。

鳴滝の盲人が登場する作品

鳴滝の盲人を単独で扱った本は見当たりません。読めるのは日本随筆大成に収められた翁草です。

音や風の変わり方で地震を知る話は江戸の随筆に折々書き留められています。

鳴滝の盲人が登場する随筆

翁草

神沢杜口の随筆。日本随筆大成第三期に収められています。

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鳴滝の盲人についてよくある質問

鳴滝の盲人とは誰ですか。

京都の洛西鳴滝にいた城松という盲人で、笙が上手だったと記録されています。

何が不思議なのですか。

滝に向かって吹くと滝の音は聞こえず、笙の音のみが聞こえたといいます。

何と言ったのですか。

風水に異声がある、里に何か禍事があると言ったといいます。

そのあと何が起きましたか。

愛宕山に止宿したその夜、大地震が起こったといいます。

鳴滝の盲人と併せて覚えたい言葉・用語

(しょう)

竹の管を束ねた雅楽の楽器です。

洛西(らくさい)

京都の西のあたりを指します。

禍事(まがごと)

わざわい、悪い出来事のことです。

鳴滝の盲人の参考資料

この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。

  1. 国際日本文化研究センター「盲人」