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香川県

百々手祭り(ももてまつり)とはどんな妖怪か|姿と伝承

百々手祭り  / モモテマツリ

そのほか 各地の伝説

香川県坂出市の櫃石島で、一年やめたら流行病が広がり、季節はずれに行って収めたという祭り。

百々手祭りの姿を描いた図

Gohachiyasu1214 「櫃石島高架橋(香川県坂出市櫃石)」 2019年 / CC BY-SA 4.0 出典

百々手祭りとはどんな妖怪か

百々手祭りは、やめたら病が出た祭りです。香川県坂出市の話です。

国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースは、イタ吉止めたのをはじめた話」(『香川の民俗』香川民俗学会、2004年)を典拠に、正月月には、百々手祭りが行われる。昭和20年の終戦後、武器の使用が禁止されて供出したとき、櫃石島でも百々手は弓を使うのでやめておこうという話になり、昭和21年の百々手は行われなかった。その後島内に流行病が広がったので、百々手を止めた祟りだといい、季節はずれだが百々手祭りを行ったところ治まったというと記します。

時期を外して行いました。

季節はずれだが」百々手祭りを行ったところ、病は治まりました。

百々手祭りの漢字表記と読み方

読みは「ももてまつり」です。

「百々手」は、多くの矢を射る神事のことです。

「供出」は、国に差し出すことです。

「櫃石島」は坂出市に属する瀬戸内海の島です。

「昭和二十一年」は西暦一九四六年にあたります。

百々手祭り(ももてまつり)

日文研データベースが示す呼称。

百々手(ももて)

記録の中で使われている言い方です。

百々手祭りの姿と特徴

百々手祭りの話は、記録に順を追って書かれています。

いつ行うか … 正月。
やめた年 … 昭和二十一年。
やめた理由 … 終戦後、武器の使用が禁止されて供出したため。
その言い分 … 百々手は弓を使うのでやめておこう。
その後起きたこと … 島内に流行病が広がった。
村の見立て … 百々手を止めた祟り。
したこと … 季節はずれだが百々手祭りを行った。
その結果 … 治まった。

祟るものの姿は書かれていません。

百々手祭りの伝承記録

  1. 正月の百々手
  2. 弓を使うのでやめる
  3. 流行病が広がる
  4. 季節はずれに行う

正月の百々手

正月月には、百々手祭りが行われます。

時期は正月です。

弓を使うのでやめる

昭和20年の終戦後、武器の使用が禁止されて供出したとき、櫃石島でも百々手は弓を使うのでやめておこうという話になりました。

やめた理由はでした。

流行病が広がる

その後島内に流行病が広がったので、百々手を止めた祟りだといいました。

結びつけたのはやめたことです。

季節はずれに行う

季節はずれだが百々手祭りを行ったところ治まったといいます。

時期より行うことを取りました。

百々手祭りの伝承地域

公的データベースの地域欄は香川県坂出市を示します。

記録は島の名を櫃石島と書いています。

櫃石島(ひついしじま)

日文研データベースが示す伝承地域

地図で開く

櫃石島の所在地:香川県坂出市櫃石

報告は香川民俗学会の香川の民俗によります。

瀬戸大橋が通る瀬戸内海の島です。

百々手祭りの正体と考えられているもの

百々手祭りは、やめたことが祟りとされた神事です

姿を持つものは出てきません。 語られているのは、なぜやめたかと、やめたらどうなったかです。

戦後という時代の事情が、祟りの由来になっているところが珍しい点です。

百々手祭りが登場する作品

百々手祭りを単独で扱った本は見当たりません。読めるのは香川の民俗学会の雑誌です。

百々手は多くの矢を射て悪しきものを払う神事で、各地の社に伝わります。

百々手祭りが登場する学会誌

香川の民俗

香川民俗学会が出した雑誌です。2004年の号に止めたのをはじめた話が載ります。

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百々手祭りについてよくある質問

百々手祭りとは何ですか。

香川県坂出市の櫃石島で正月に行われる、弓を射る神事です。

なぜ一年やめたのですか。

終戦後に武器の使用が禁止されて供出したためといいます。

そのあと何が起きましたか。

島内に流行病が広がったと記録されています。

どう収めたのですか。

季節はずれだが百々手祭りを行ったところ治まったといいます。

百々手祭りと併せて覚えたい言葉・用語

百々手(ももて)

多くの矢を射る神事のことです。

供出(きょうしゅつ)

国に差し出すことです。

櫃石島(ひついしじま)

香川県坂出市に属する瀬戸内海の島です。

百々手祭りの参考資料

この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。

  1. 国際日本文化研究センター「百々手祭り」