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香川県

マショウモンミチ(ましょうもんみち)とはどんな妖怪か|姿と伝承

マショウモンミチ  / マショウモンミチ

そのほか 各地の伝説

香川県高松市一宮町で、家を建てる土地を笹と注連縄で試し、倒れたら建てるのをやめたという道。

マショウモンミチの姿を描いた図

Saigen Jiro 「田村神社の正面(香川県高松市一宮町)」 2013年 / CC BY-SA 3.0 出典

マショウモンミチとはどんな妖怪か

マショウモンミチは、建ててはいけない土地です。香川県高松市一宮町の話です。

国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースは、水野一典高松市一宮近在の聞書」(『香川の民俗』香川民俗学会、2002年)を典拠に、家を建てるときに、笹を四隅に立てて注連縄を張り、それが一晩のうちに倒れたらマショウモンミチといい、家を建てるのを止めたというと記します。

試してから決めています。

笹を四隅に立て、注連縄を張り、一晩おいて、倒れるかどうかを見ました。

マショウモンミチの漢字表記と読み方

読みは「ましょうもんみち」です。

「マショウ」は魔性、すなわち魔物の性質を指す言葉と読めます。

「ミチ」は道で、魔物の通り道という意味に読めます。

「注連縄」は、神域とそうでないところを分ける縄です。

マショウモンミチ(ましょうもんみち)

日文研データベースが示す呼称。

魔性の道(ましょうのみち)

「マショウ」は魔性、「ミチ」は道と読めます。

マショウモンミチの姿と特徴

マショウモンミチの見分け方は、記録に手順として書かれています。

いつ試すか … 家を建てるとき。
立てるもの … 笹。
立てる場所 … 土地の四隅。
張るもの … 注連縄。
待つ時間 … 一晩。
そうなったら … 一晩のうちに倒れる。
その名 … マショウモンミチ。
そのあと … 家を建てるのを止める。

倒す者の姿は書かれていません。

マショウモンミチの伝承記録

  1. 笹を四隅に立てる
  2. 一晩で倒れる
  3. 建てるのをやめる

笹を四隅に立てる

家を建てるときに、笹を四隅に立てて注連縄を張ります。

囲ってしるしを付けています。

一晩で倒れる

それが一晩のうちに倒れたらマショウモンミチといいます。

答えは翌朝に出ます。

建てるのをやめる

マショウモンミチであれば、家を建てるのを止めたといいます。

引き返すことが決められていました。

マショウモンミチの伝承地域

公的データベースの地域欄は香川県高松市一宮町を示します。

一宮町には讃岐国一宮の田村神社があります。

一宮町(いちのみやちょう)

日文研データベースが示す伝承地域

地図で開く

一宮町の所在地:香川県高松市一宮町

報告は香川民俗学会の香川の民俗によります。

讃岐国一宮の田村神社があるところです。

マショウモンミチの正体と考えられているもの

マショウモンミチは、魔物の通り道とされた土地です

姿を持つものではありません。 語られているのは、試し方と、その結果どうするかです。

土地の良し悪しを目に見える形で確かめる占いの一種です。

マショウモンミチが登場する作品

マショウモンミチを単独で扱った本は見当たりません。読めるのは香川の民俗学会の雑誌です。

家を建てる前に土地を試す習わしは各地にあり、地鎮祭の形をとることもあります。

マショウモンミチが登場する学会誌

香川の民俗

香川民俗学会が出した雑誌です。2002年の号に高松市一宮近在の聞書が載ります。

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マショウモンミチについてよくある質問

マショウモンミチとは何ですか。

香川県高松市一宮町で、家を建ててはいけないとされた土地です。

どう見分けるのですか。

笹を四隅に立てて注連縄を張り、一晩で倒れるかどうかを見ました。

倒れたらどうするのですか。

家を建てるのを止めたと記録されています。

何が倒すのですか。

倒す者の姿は記録に書かれていません。

マショウモンミチと併せて覚えたい言葉・用語

注連縄(しめなわ)

神域とそうでないところを分ける縄です。

魔性(ましょう)

魔物の性質のことです。

地鎮祭(じちんさい)

家を建てる前に土地の神をまつる行いです。

マショウモンミチの参考資料

この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。

  1. 国際日本文化研究センター「マショウモンミチ」