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香川県

雛人形(ひなにんぎょう)とはどんな妖怪か|姿と伝承

雛人形  / ヒナニンギョウ

器物と草木 各地の伝説

香川県三木町で、火事のときに自分で外へ転がり出ていたという雛人形。

雛人形の姿を描いた図

Aikaleido 「こうの滝の雄滝(香川県木田郡三木町小蓑)」 2016年 / CC BY-SA 出典

雛人形とはどんな妖怪か

雛人形はひとことで言えば、声をかけられ続けた人形です。香川県木田郡三木町の話です。

国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースは、水野一典三木町南部の聞書」(『香川の民俗』通巻66号、2002年、46頁)を典拠に、二ノ坂の焼き場の近くに住んでいた三平さんの家では、雛人形を飾って声をかけていた。ある日、この家が火事になったとき、お性根が入っていたのか雛人形は外へ転がり出ていたと記します。

先にあるのは、声かけです。

毎日声をかけていたことが、先に書かれています。 お性根が入るのは、その結果として語られます。

雛人形の漢字表記と読み方

読みは「ひなにんぎょう」です。

お性根は、物に宿る魂を指す言い方です。 仏像や人形に入るといわれます。

この記録では、声をかけていたことが理由として置かれています。

この図鑑には付喪神(各地)も収めています。そちらは古道具が化ける話です。

雛人形(ひなにんぎょう)

日文研データベースが示す呼称。

お性根(おしょうね)

物に宿るとされた魂の言い方です。

雛人形の姿と特徴

雛人形の姿は、記録に短く書かれています。

もの … 雛人形。
していたこと … 飾って声をかける。
家の場所 … 二ノ坂の焼き場の近く。
起きたこと … 家が火事になった。
人形の様子 … 外へ転がり出ていた。
土地の見方 … お性根が入っていたのか。

人形が動くところを見た、とは書かれていません。

雛人形の伝承記録

  1. 声をかけていた家
  2. 家が焼ける
  3. 外へ転がり出ていた

声をかけていた家

二ノ坂の焼き場の近くに住んでいた三平さんの家では、雛人形を飾って声をかけていました。

飾るだけではありません。 声をかけていたことが記されています。

家が焼ける

ある日、この家が火事になりました。

焼き場の近くという場所も、この話の背景になっています。

外へ転がり出ていた

お性根が入っていたのか、雛人形は外へ転がり出ていました。

誰かが出したとは書かれていません。 出ていたという結果だけです。

そこにお性根という言葉が当てられています。

雛人形の伝承地域

公的データベースの地域欄は香川県木田郡三木町を示します。

三木町は高松市の東どなりにあたります。

二ノ坂(にのさか)

日文研データベースが示す伝承地域

地図で開く

二ノ坂の所在地:香川県木田郡三木町

報告は香川民俗学会の香川の民俗によります。

焼き場の近くと記録されています。

雛人形の正体と考えられているもの

雛人形は、声をかけられて魂が入ったとされた物です

祟りという語は使われていません。 記されているのは、外へ出ていたということだけです。

それでも、お性根という言葉が使われています。

この図鑑には付喪神(各地)も収めています。

雛人形が登場する作品

雛人形の話を単独で扱った本は見当たりません。読めるのは学会誌です。

人形に魂が入るという言い伝えは各地にあり、人形供養の習わしにつながります。この図鑑には付喪神(各地)も収めています。

雛人形が登場する学会誌

香川の民俗

香川民俗学会の学会誌です。2002年の号に水野一典の聞書が載ります。

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雛人形についてよくある質問

この雛人形の話とは何ですか。

香川県三木町で、火事のときに雛人形が外へ転がり出ていたという言い伝えです。

なぜそうなったとされますか。

お性根が入っていたのか、と土地では言われたと記録されています。

その家は何をしていましたか。

雛人形を飾って声をかけていたと記されています。

人形が動くのを見た人はいますか。

見たという記述はありません。

雛人形と併せて覚えたい言葉・用語

お性根(おしょうね)

物に宿るとされた魂のことです。

三木町(みきちょう)

香川県木田郡の町。高松市の東どなりです。

聞書(ききがき)

土地の人から聞いた話を書きとめたものです。

雛人形の参考資料

この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。

  1. 国際日本文化研究センター「雛人形」