岩手県岩手郡雫石町の赤沢山で、毎年枯れることなく豆がなったという木。

掬茶 「高倉山(岩手県岩手郡雫石町)」 2022年 / CC BY-SA 4.0 出典
豆のなる木とはどんな妖怪か
豆のなる木はひとことで言えば、枯れない木です。岩手県岩手郡雫石町の話です。
国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースは、田中喜多美「岩手雑纂」(『旅と伝説』三元社、1931年)を典拠に、昔、いつ頃のことはかはっきりはわからないが、赤沢山にあった豆の木には毎年枯れることなく豆がなっていた。村の人たちは不思議に思って大切にしていたというと記します。
害はありません。
村の人たちは不思議に思って大切にしていたとだけ記されています。
豆のなる木の漢字表記と読み方
読みは「まめのなるき」です。
豆は本来、一年で枯れる草です。
それが毎年なるという点が、この話の不思議にあたります。
「赤沢山」は雫石町の山の名です。
豆のなる木(まめのなるき)
日文研データベースが示す呼称。
豆の木(まめのき)
記録の中で使われている言い方です。
豆のなる木の姿と特徴
豆のなる木の様子は、記録に短く書かれています。
いつの話か … 昔。はっきりした年は分からない。
あったところ … 赤沢山。
その木 … 豆の木。
その実り … 毎年枯れることなく豆がなっていた。
村の人の思い … 不思議に思った。
したこと … 大切にしていた。
木の大きさは書かれていません。
豆のなる木の伝承記録
赤沢山の豆の木
昔、赤沢山に豆の木がありました。
場所は山です。
毎年枯れない
その豆の木には毎年枯れることなく豆がなっていました。
続いたことが不思議でした。
大切にする
村の人たちは不思議に思って大切にしていたといいます。
扱いはまつることに近いものでした。
豆のなる木の伝承地域
公的データベースの地域欄は岩手県岩手郡雫石町を示します。
記録は山の名を赤沢山と書いています。
豆のなる木の正体と考えられているもの
豆のなる木は、枯れずに実り続けたとされる木です。
祟る話ではありません。 語られているのは、毎年なったことと、大切にしたことだけです。
害のない不思議をまつるという形をとっています。
豆のなる木が登場する作品
豆のなる木を単独で扱った本は見当たりません。読めるのは戦前の伝説雑誌です。
枯れない木の話は各地にあり、村ぐるみで大切にされる形をよくとります。
豆のなる木が登場する雑誌
旅と伝説
三元社が出した伝説の雑誌です。1931年の号に岩手雑纂が載ります。
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豆のなる木についてよくある質問
豆のなる木とは何ですか。
岩手県雫石町の赤沢山で、毎年枯れずに豆がなったという木です。
なぜ不思議なのですか。
豆は本来一年で枯れる草だからです。
村の人はどうしましたか。
不思議に思って大切にしていたと記録されています。
いつの話ですか。
記録は「昔」とだけ書き、年ははっきりしません。
豆のなる木と併せて覚えたい言葉・用語
雫石(しずくいし)
岩手県岩手郡の町の名です。
雑纂(ざっさん)
さまざまな事柄を集めて記したものです。
実る(みのる)
草木に実がなることです。
豆のなる木の参考資料
この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。