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岩手県

騎馬の神さま(きばのかみさま)とはどんな妖怪か|姿と伝承

騎馬の神さま  / キバノカミサマ

神になった妖怪 各地の伝説

岩手県奥州市で、地蔵の前に現れて子の死を告げ、その通りになったという馬上の神。

騎馬の神さまの姿を描いた図

Mister0124 「水沢駅の駅舎(岩手県奥州市水沢)」 2023年 / CC BY-SA 出典

騎馬の神さまとはどんな妖怪か

騎馬の神さまはひとことで言えば、言葉どおりになった予言です。岩手県奥州市の話です。

国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースは、森口多里陸中水沢町聞書」(『旅と伝説』三元社、1939年)を典拠に、地蔵の前で寝ていると、騎馬の神様がやってきて子供の死を「水で死ぬ」と予言した。それを聞いた家の者は手を尽くすが、結局は水という字が染め抜かれた暖簾で首をつって死んでしまい、予言のとおりになったと記します。

避けようとしています。

家の者は手を尽くしました。 それでも、水という字の暖簾で死に、言葉どおりになっています。

騎馬の神さまの漢字表記と読み方

読みは「きばのかみさま」です。

「騎馬」は、馬に乗っていることです。

「暖簾」は、店や家の入口に掛ける布のことです。

予言を避けようとして、かえってその通りになる話は各地にあります。

騎馬の神さま(きばのかみさま)

日文研データベースが示す呼称。

騎馬の神様(きばのかみさま)

「さま」を漢字で書く形もあります。

騎馬の神さまの姿と特徴

騎馬の神さまの姿は、記録に短く書かれています。

現れた場所 … 地蔵の前。
そのとき … 人が寝ていた。
姿 … 馬に乗っている。
告げたこと … 子供が水で死ぬ。
家の者のしたこと … 手を尽くした。
実際の死に方 … 水という字が染め抜かれた暖簾で首をつった。
結果 … 予言のとおりになった。

顔つきや着ているものは書かれていません。

騎馬の神さまの伝承記録

  1. 地蔵の前の夢
  2. 水で死ぬ
  3. 手を尽くす
  4. 水の字の暖簾

地蔵の前の夢

地蔵の前で寝ていると、騎馬の神様がやってきました。

現れたのは地蔵の前です。

水で死ぬ

騎馬の神様は子供の死を「水で死ぬ」と予言しました。

告げられたのは死に方でした。

手を尽くす

それを聞いた家の者は手を尽くしました。

避けようとしています。

水の字の暖簾

結局は水という字が染め抜かれた暖簾で首をつって死んでしまい、予言のとおりになりました。

当たったのはのほうでした。

騎馬の神さまの伝承地域

公的データベースの地域欄は岩手県奥州市を示します。

論文名の陸中水沢町は、いまの奥州市水沢にあたります。

水沢(みずさわ)

日文研データベースが示す伝承地域

地図で開く

水沢の所在地:岩手県奥州市水沢

報告は三元社の旅と伝説によります。

論文名の陸中水沢町にあたり、二〇〇六年に奥州市となりました。

騎馬の神さまの正体と考えられているもの

騎馬の神さまは、死を告げたとされる神です

殺したとは書かれていません。 告げただけで、家の者は手を尽くしています。

それでも、水という字の形で言葉どおりになりました。

騎馬の神さまが登場する作品

騎馬の神さまを単独で扱った本は見当たりません。読めるのは戦前の伝説雑誌です。

予言を避けようとしてかえって当たる話は各地にあり、言葉の取り方が鍵になります。

騎馬の神さまが登場する雑誌

旅と伝説

三元社が出した伝説の雑誌です。1939年の号に陸中水沢町聞書が載ります。

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騎馬の神さまについてよくある質問

騎馬の神さまとは何ですか。

岩手県奥州市で、地蔵の前に現れて子の死を告げたと語られる馬上の神です。

何と告げたのですか。

子供が「水で死ぬ」と予言したと記録されています。

どうなりましたか。

水という字が染め抜かれた暖簾で首をつって死に、予言のとおりになったといいます。

水沢はどこですか。

いまの岩手県奥州市水沢にあたります。

騎馬の神さまと併せて覚えたい言葉・用語

騎馬(きば)

馬に乗っていることです。

暖簾(のれん)

店や家の入口に掛ける布のことです。

陸中(りくちゅう)

いまの岩手県のあたりを指す古い国名です。

騎馬の神さまの参考資料

この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。

  1. 国際日本文化研究センター「騎馬の神さま」