群馬県みどり市で、人玉に似て一直線に飛び、木の枝にとまるという、山鳥の羽が放つ光。

皓月旗 「高津戸峡(群馬県みどり市大間々町)」 2015年 / CC BY-SA 4.0 出典
ヤマドリの光とはどんな妖怪か
ヤマドリの光は、人玉と見分けられた光です。群馬県みどり市の話です。
国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースは、長沢利明「塩原の民俗知識および俗信」(『常民文化研究』常民文化研究会、1988年)を典拠に、人玉によく似ているヤマドリの光だが、こちらは一直線に飛んでいき、木の枝にとまるといい、青い尾をひいて飛ぶとか、火の粉を落としながら飛ぶという。ヤマドリの羽が飛ぶと光るそうだと記します。
見分け方が書かれています。
似てはいても、こちらは一直線に飛んでいき、木の枝にとまるのです。
この図鑑には人魂(各地)も収めています。
ヤマドリの光の漢字表記と読み方
読みは「やまどりのひかり」です。
「ヤマドリ」は日本の山にすむキジの仲間です。
「人玉」は人魂の書き方の一つです。
「俗信」は、土地に言い伝えられた決まりごとです。
この図鑑には人魂(各地)も収めています。
ヤマドリの光(やまどりのひかり)
日文研データベースが示す呼称。
人玉(ひとだま)
記録が比べている相手です。
ヤマドリの光の姿と特徴
ヤマドリの光の見分け方は、記録に短く書かれています。
似ているもの … 人玉。
違うところ(一) … 一直線に飛んでいく。
違うところ(二) … 木の枝にとまる。
色 … 青い尾をひいて飛ぶ。
落とすもの … 火の粉。
光る元 … ヤマドリの羽。
大きさは書かれていません。
ヤマドリの光の伝承記録
人玉によく似る
人玉によく似ているヤマドリの光です。
まぎらわしいのは人魂とです。
一直線に飛ぶ
こちらは一直線に飛んでいき、木の枝にとまるといいます。
飛び方がまっすぐです。
青い尾と火の粉
青い尾をひいて飛ぶとか、火の粉を落としながら飛ぶといいます。
残すのは色と粉です。
羽が光る
ヤマドリの羽が飛ぶと光るそうです。
光の元は羽でした。
ヤマドリの光の伝承地域
公的データベースの地域欄は群馬県みどり市、区町村名の欄は大間々町を示します。
報告の題にある塩原は、この町の集落の名です。
ヤマドリの光の正体と考えられているもの
ヤマドリの光は、人魂と区別された光です。
祟りません。 語られているのは、どう飛ぶかと、何が光っているかです。
羽が光るという説明が付いているところが、光そのものを妖怪にしない語り方です。
この図鑑には人魂(各地)も収めています。
ヤマドリの光が登場する作品
ヤマドリの光を単独で扱った本は見当たりません。読めるのは民俗研究の雑誌です。
山鳥の羽が光るという言い伝えは各地にあり、人魂と見分ける目印として語られます。
ヤマドリの光が登場する研究誌
常民文化研究
常民文化研究会が出した雑誌です。1988年の号に塩原の民俗知識および俗信が載ります。
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ヤマドリの光についてよくある質問
ヤマドリの光とは何ですか。
群馬県みどり市で語られた、山鳥の羽が放つとされる光です。
人魂とどう違うのですか。
一直線に飛んでいき、木の枝にとまるといいます。
色は。
青い尾をひいて飛ぶと記録されています。
何が光るのですか。
ヤマドリの羽が飛ぶと光るそうです。
ヤマドリの光と併せて覚えたい言葉・用語
ヤマドリ(やまどり)
日本の山にすむキジの仲間です。
人玉(ひとだま)
人魂の書き方の一つです。
大間々(おおまま)
群馬県みどり市の町の名です。
ヤマドリの光の参考資料
この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。