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岐阜県

落合塚(おちあいづか)とはどんな妖怪か|姿と伝承

落合塚  / オチアイヅカ

幽霊と霊 各地の伝説

岐阜県恵那市山岡町で、首をはねられた落人の首が埋まり、入ると死ぬという塚。

落合塚の姿を描いた図

Takatower 「恵那峡の傘岩(岐阜県恵那市大井町)」 2024年 / CC BY-SA 出典

落合塚とはどんな妖怪か

落合塚はひとことで言えば、入ってはいけない場所です。岐阜県恵那市山岡町の話です。

国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースは、『中京民俗』(通巻16号、1979年)の口承文芸を典拠に、昔、武田と織田が戦って、落人が逃げてきたが桜の木のところで首をはねられた。その首が埋められた場所へ入ると死ぬといわれると記します。

同じ山岡町に、姫塚もあります。

この図鑑の姫塚(岐阜)は、武田勝頼に追われた姫の塚です。 どちらも戦の跡に残った塚です。

落合塚の漢字表記と読み方

読みは「おちあいづか」です。

落人は、戦に負けて逃げのびる人をいいます。

武田と織田が争ったのは、戦国のなかばから終わりにかけてです。

この図鑑には姫塚(岐阜)も収めています。同じ恵那市山岡町の記録です。

落合塚(おちあいづか)

日文研データベースが示す呼称。

落人(おちうど)

戦に負けて逃げる人をいいます。

落合塚の姿と特徴

落合塚に姿はありません。記録にあるのは、由来と、禁です。

きっかけ … 武田と織田の戦。
逃げてきた人 … 落人。
はねられた場所 … 桜の木のところ。
埋められたもの … その首。
禁じられたこと … その場所へ入ること。
破るとどうなるか … 死ぬ。

姿を見たという記述はありません。

落合塚の伝承記録

  1. 落人が逃げてくる
  2. 桜の木で首をはねられる
  3. 入ると死ぬ

落人が逃げてくる

昔、武田と織田が戦って、落人が逃げてきました。

負けた側の人です。

桜の木で首をはねられる

桜の木のところで、首をはねられました。

場所が、はっきり書かれています

入ると死ぬ

その首が埋められた場所へ入ると死ぬといわれます。

掘るのでも、触るのでもありません。

入るだけで、と書かれています。

落合塚の伝承地域

公的データベースの地域欄は岐阜県恵那市山岡町を示します。

山岡町は細寒天づくりで知られる山あいです。

山岡町(やまおかちょう)

日文研データベースが示す伝承地域

地図で開く

山岡町の所在地:岐阜県恵那市山岡町

報告は中京大学郷土研究会の中京民俗によります。

同じ山岡町には姫塚も伝わります。

落合塚の正体と考えられているもの

落合塚は、足を踏み入れさせない塚です

祟りという語は使われていません。 記されているのは、入ると死ぬという言い方だけです。

それでも、という中身まで伝わっています。

この図鑑には姫塚(岐阜)も収めています。

落合塚が登場する作品

落合塚を単独で扱った本は見当たりません。読めるのは大学の会誌です。

首を埋めた塚の話は各地にあり、入ると死ぬという形をとります。この図鑑には姫塚(岐阜)も収めています。

落合塚が登場する学会誌

中京民俗

中京大学郷土研究会の会誌です。1979年の号に口承文芸が載ります。

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落合塚についてよくある質問

落合塚とは何ですか。

岐阜県恵那市山岡町にあり、落人の首が埋められたと伝わる塚です。

どこで首をはねられましたか。

桜の木のところと記録されています。

入るとどうなりますか。

死ぬといわれます。

姫塚と同じですか。

別の記録ですが、どちらも同じ山岡町に伝わります。

落合塚と併せて覚えたい言葉・用語

落人(おちうど)

戦に負けて逃げのびる人のことです。

山岡町(やまおかちょう)

岐阜県恵那市の地区名。細寒天で知られます。

中京民俗(ちゅうきょうみんぞく)

中京大学の郷土研究会が出す会誌です。

落合塚の参考資料

この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。

  1. 国際日本文化研究センター「落合塚」