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福島県

四升清水(よんしょうしみず)とはどんな妖怪か|姿と伝承

四升清水  / ヨンショウシミズ

そのほか 各地の伝説

福島県いわき市植田で、いくら飲んでも尽きず、飲めば心身恍惚となって死ぬと信じられた清水。

四升清水の姿を描いた図

Mizushimasea 「賢沼と密蔵院の楼門(福島県いわき市)」 2022年 / CC BY-SA 4.0 出典

四升清水とはどんな妖怪か

四升清水は、飲むと死ぬと信じられた清水です。福島県いわき市植田町の話です。

国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースは、高木誠一・岩崎敏夫磐城の水の伝説」(『旅と伝説』三元社、1936年)を典拠に、植田の四升清水はいくら飲んでも尽きず、常に4升くらい残っている。飲めば心身恍惚となって死ぬと信じられている。植田の七不思議のひとつと記します。

量が決まっています。

いくら飲んでも尽きず、常に4升くらい残っているというのです。

四升清水の漢字表記と読み方

読みは「よんしょうしみず」です。

「升」は量の単位で、一升はおよそ一・八リットルです。

「恍惚」は、うっとりして我を忘れることです。

「磐城」は福島県東部にあたる昔の国の名です。

四升清水(よんしょうしみず)

日文研データベースが示す呼称。

植田の七不思議(うえだのななふしぎ)

日文研データベースが並べて示す呼称です。

四升清水の姿と特徴

四升清水のことは、記録に短く書かれています。

その場所 … 植田。
その性質(一) … いくら飲んでも尽きない。
その性質(二) … 常に四升くらい残っている。
信じられていること … 飲めば心身恍惚となって死ぬ。
その位置づけ … 植田の七不思議のひとつ。

清水の広さは書かれていません。

四升清水の伝承記録

  1. 尽きない清水
  2. 常に四升
  3. 飲めば死ぬ
  4. 七不思議のひとつ

尽きない清水

植田の四升清水はいくら飲んでも尽きません。

減らないのがこの水です。

常に四升

常に4升くらい残っています。

残る量は四升です。

飲めば死ぬ

飲めば心身恍惚となって死ぬと信じられています。

恐れられたのは飲むことです。

七不思議のひとつ

植田の七不思議のひとつです。

数えられています

四升清水の伝承地域

公的データベースの地域欄は福島県いわき市、区町村名の欄は植田町を示します。

論文名の磐城は、福島県東部にあたる昔の国の名です。

植田町(うえだまち)

日文研データベースが示す伝承地域

地図で開く

植田町の所在地:福島県いわき市植田町

報告は三元社の旅と伝説によります。

論文名は磐城の水の伝説です。

四升清水の正体と考えられているもの

四升清水は、飲むと死ぬと信じられた清水です

姿のあるものは出てきません。 語られているのは、なぜ尽きないかではなく、尽きないという事実飲んではいけないことです。

尽きないという良い性質と、飲めば死ぬという恐れが、同じ水に重ねられています。

四升清水が登場する作品

四升清水を単独で扱った本は見当たりません。読めるのは戦前の伝説雑誌です。

土地の七不思議は各地にあり、尽きない水や消えない火が数えられます。

四升清水が登場する雑誌

旅と伝説

三元社が出した伝説の雑誌です。1936年の号に磐城の水の伝説が載ります。

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四升清水についてよくある質問

四升清水とは何ですか。

福島県いわき市植田にあるとされた、尽きない清水です。

どれくらい残るのですか。

常に四升くらいと記録されています。

飲めますか。

飲めば心身恍惚となって死ぬと信じられていました。

七不思議とは何ですか。

植田に伝わる七つの不思議で、四升清水はその一つです。

四升清水と併せて覚えたい言葉・用語

(しょう)

量の単位で、一升はおよそ一・八リットルです。

恍惚(こうこつ)

うっとりして我を忘れることです。

磐城(いわき)

福島県東部にあたる昔の国の名です。

四升清水の参考資料

この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。

  1. 国際日本文化研究センター「四升清水,七不思議」