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福井県

弓八幡(ゆみはちまん)とはどんな妖怪か|姿と伝承

弓八幡  / ユミハチマン

神になった妖怪 各地の伝説

福井県福井市で、雷の落ちない八幡神社に雷が落ちた。神様の弓が切れており、村人が直した。

弓八幡の姿を描いた図

藤谷良秀 「八幡神社(福井県福井市)」 2016年 / CC BY-SA 4.0 出典

弓八幡とはどんな妖怪か

弓八幡は、弓で雷を防いでいた神です。福井県福井市の話です。

国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースは、中塩清之助伝説と妖怪譚」(『南越民俗』南越民俗発行所、1937年)を典拠に、話者を堀嬉代子として、普段は雷が落ちないといわれている八幡神社の境内に、雷が落ちたので不思議に思ってみてみると、弓に矢をつがえて空に向かっている神様の弓が切れていた。村人はそれをすぐに直したと記します。

理由が形で示されています。

弓に矢をつがえて空に向かっている神様の、その弓が切れていたのです。

弓八幡の漢字表記と読み方

読みは「ゆみはちまん」です。

「つがえる」は矢を弓の弦にかけることです。

「境内」は社の敷地のことです。

「南越」は福井県南部を指す言い方です。

弓八幡(ゆみはちまん)

日文研データベースが示す呼称。

八幡神社(はちまんじんじゃ)

記録が示す、この話の社です。

弓八幡の姿と特徴

弓八幡の話は、記録に順を追って書かれています。

言われていたこと … 普段は雷が落ちない。
その場所 … 八幡神社の境内。
起きたこと … 雷が落ちた。
したこと … 不思議に思ってみてみた。
分かったこと … 弓に矢をつがえて空に向かっている神様の弓が切れていた。
村人がしたこと … それをすぐに直した。

神様の像の大きさは書かれていません。

弓八幡の伝承記録

  1. 雷が落ちない社
  2. 雷が落ちる
  3. 弓が切れていた
  4. すぐに直す

雷が落ちない社

普段は雷が落ちないといわれている八幡神社があります。

守られていたのは境内です。

雷が落ちる

その境内に、雷が落ちました。

破られたのは言い伝えです。

弓が切れていた

不思議に思ってみてみると、弓に矢をつがえて空に向かっている神様の弓が切れていました。

切れていたのはです。

すぐに直す

村人はそれをすぐに直しました。

直したのは村人です。

弓八幡の伝承地域

公的データベースの地域欄は福井県福井市を示します。

誌名の南越は、福井県南部を指す言い方です。

福井(ふくい)

日文研データベースが示す伝承地域

地図で開く

福井の所在地:福井県福井市

報告は南越民俗発行所の南越民俗によります。

論文名は伝説と妖怪譚です。

弓八幡の正体と考えられているもの

弓八幡は、弓で雷を防いでいたとされる神です

祟ってはいません。 語られているのは、なぜ落ちたかと、村人が何をしたかです。

弓が切れたから落ちたという説明が、守りの仕掛けを目に見える形にしています。

弓八幡が登場する作品

弓八幡を単独で扱った本は見当たりません。読めるのは戦前の民俗雑誌です。

雷が落ちないとされる社は各地にあり、落ちたときは理由が探されます。

弓八幡が登場する学会誌

南越民俗

南越民俗発行所が出した雑誌です。1937年の号に伝説と妖怪譚が載ります。

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弓八幡についてよくある質問

弓八幡とは何ですか。

福井県福井市で、弓で雷を防いでいたとされる神です。

何が起きたのですか。

雷が落ちないといわれる境内に雷が落ちたと記録されています。

理由は何でしたか。

神様の弓が切れていたといいます。

そのあとどうしましたか。

村人がすぐに直しました。

弓八幡と併せて覚えたい言葉・用語

つがえる(つがえる)

矢を弓の弦にかけることです。

境内(けいだい)

社の敷地のことです。

南越(なんえつ)

福井県南部を指す言い方です。

弓八幡の参考資料

この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。

  1. 国際日本文化研究センター「弓八幡」